
花粉症がつらい時期。症状を和らげる食べ物ってなんだろう
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毎年のように「今年の花粉は去年の◯倍」といったように、花粉の飛散の多さが報道されています。「去年までは平気だったのに今年になってから花粉症になったかもしれない…」「今年はいつもの年より症状がひどい」と言った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この時期の花粉症は主にスギやヒノキの花粉が原因となるアレルギーの症状です。特に花粉の飛散がひどいと思われる時期だと、お医者様に「処方した物で効果が薄いようなら相談して下さい」と言われる事もしばしば。症状に合うよう、相談するのも必要な事ですが、食生活に注意する事で花粉症の症状が和らぐ事があります。
花粉症の対策で大事なのは腸内環境。発酵食品を試してみよう。
花粉症にはヨーグルト、味噌、キムチ、納豆など発酵食品が良いとされています。ではどうして花粉症には発酵食品が良いのでしょうか?
実は花粉はタンパク質の仲間です。腸の中の状態が良いと、食べた物や体に入った物をきちんと消化できるのですがバランスの悪い食事やストレスなどで腸内の状態が良くないと、お肉などで消化不良を起こしてしまいがちになります。その状態で花粉が体の中に入って来た時に自分の体と異なるタンパク質である花粉に過敏に反応して花粉症の症状が出やすくなるのだそうです。
体内の免疫細胞の多くは腸内で作られる事もあり、こまめに発酵食品を取って腸内の善玉菌の働きを助けると花粉症の不快な症状を抑えてくれるのです。
ただ、注意点としては体質によって発酵食品との相性があり、他の人が「調子がよくなった」という物でもあまり効かない…という事もあります。ヨーグルトのメーカーを替えてみたりお漬物の種類を色々試すなど、自分に合った物を探して見てくださいね。
花粉症の季節にオススメの食べ物とは?
意外な物ではチョコレートも花粉症に効くと言われる事があります。これはチョコレートに含まれるポリフェノールがアレルギー反応を和らげるのだとか。ですが、チョコレートならなんでも良いわけでなくカカオの比率の高い苦目の物がよいのだそうです。ただしカカオの比率が高い物でも脂質を多く含むので体質に合わない人に効果が出ない事もあります。試してみて効かない場合は別の食品を試して見て下さい。
また、花粉症の軽減に効果があるとされる物は一度食べればそれで良いという事ではなく継続的に摂取が必要です。発酵食品を継続的に食べているのに調子があまり良くない、という場合は脂質の多い肉類を食べすぎていないかもチェックして見て下さい。
お肉が良くないと言われる一方でサバやイワシなどの青魚は花粉症に良いとされています。これはDHAなどを含む青魚の脂質にはアレルギーの症状を和らげる効果があるといわれているからです。
ムズムズする鼻をすっきりさせるお茶やハーブにも色々な種類があります。カモミール、甜茶、ルイボスティー、グァバ茶などがありますが、特に効果があるとされるのはしそです。青じそでも効果がありますが、赤じその方が効果が高いそうです。しそが花粉症に効く理由ですが、青魚と同じアレルギーを抑える成分が含まれているからなのだそうです。花粉症に限らずアレルギー性鼻炎にも効果があるそうなのでこれからガーデングを始める時は一鉢植えて、余った葉を乾燥・冷凍して保存するのもおすすめです。
普段の飲み物に手を加えるならクローブやシナモンを使ったスパイスティーもおすすめです。ホールのスパイスを煮出して飲む方法もありますが、紅茶にパウダーを振って飲むのが手軽でおすすめです。
花粉症は桜前線と共にすこしずつ和らいでいくそうです。辛いシーズンですが工夫で少しでも楽に過ごせるといいですね。
記事/ケノコト編集部
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