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ふるさとのコト 2019.04.05

紅花が彩る歴史が育んだ豊かな文化が息づく町『山形県河北町』

山形県のほぼ真ん中、雄大な山々と最上川、寒河江川に抱かれた、美しい里山の風景を残す、河北町。

この町には、山と川がもたらす豊かな風土と、かつて盛んに行われた紅花交易により古くから受け継がれた様々な文化が、今なお息づいています。

紅花交易によってもたらされた時代雛や、代々伝わる舞楽だけでなく、B級グルメとして注目されている冷たい肉そばなど、ここ河北町でしか味わえないたくさんのモノやコトがあるんです。

紅花でもたらされた京文化と雛人形

遡ること、江戸時代。山形県は紅花の産地として知られていました。そこで作られる紅花は「最上紅花」と呼ばれ、江戸や京都へ盛んに運ばれていました。

その返り荷として、京都の上質な呉服や瀬戸物、塩、砂糖、そして京雛人形など、多くの京文化が河北町に届きました。届けられた雛人形は豪商の家々や資料館で保存され、今日まで大切に守られています。それが”雛の里”である所以です。

毎年4月2・3日に開催される河北町に春を告げるひなまつりは、普段一般公開していない旧家の蔵や大広間の中で、全国有数の時代雛の数々を見ることができます。代々暮らしを営んできた歴史ある家々に飾られる時代雛を見れば、まるで江戸時代にタイムトリップしたような気持ちになりそう。紅花で染められた着物をまとい、静かに優しく微笑む雛人形は、時を経てもなお多くの人を魅了しています。

時代を経て、子にそしてそのまた子に連綿と受け継がれてきた、河北町の雛人形。ぜひ一度お楽しみください。

写真:河北町紅花資料館

紅花の栄華の軌跡をたどる「紅花資料館」

雛人形を始めとした、優美な京文化をもたらした、紅花交易。その栄華の歴史を体感できる場所が、「紅花資料館」です。
江戸時代、山形に次いで商人の町として賑わった河北町。中でも富豪として名を馳せた堀米四郎兵衛の屋敷跡を紅花資料館としています。

長屋門や蔵座敷、御朱印蔵が現存するこの屋敷は、職人の手を尽くした建物そのものの魅力はもちろん、紅花商人であった堀米家ならではの歴史ある古文書や武器等、約5,000点が保存されています。

また、紅花で鮮やかに染め上げられた着物の数々や国指定重要無形民族文化財の林家舞楽のジオラマも必見。紅花によって繁栄した商人とその歴史を体感でき、そして未来に語り継ぐ貴重な資料館です。

紅花資料館について、詳しくはこちら

冬でも冷たいそば?!河北町らしさ溢れるご当地グルメ

山形の特産品といえば、何が思い浮かびますか?
さくらんぼ、ラフランス、だだちゃ豆…などありますが、河北町といえば、何と言っても「冷たい肉そば」は外せません!

B-1グランプリにも出場するなど、全国的にも注目されてきているご当地グルメの「冷たい肉そば」。
河北町の肉そばは、コシの強い田舎そばに、鶏肉から出汁をとった甘じょっぱいタレをかけ、噛みごたえのある親鶏のチャーシューとネギを載せるのが特徴です。温かいそばつゆに牛肉などを載せるような一般的な肉そばとは一線を画します。

河北町に住む人や訪れる人は、冬でも「冷たい肉そば」を好まれるのだとか。まさに、河北町に根付いたソウルフードの一つです。寒さ厳しい東北の冬に、暖かくした部屋で冷たい肉そばをすする…。寒いのになんで?と思われた方も、一度味わってみれば病みつきになってしまうかもしれませんよ。

河北町内では、約20店舗が肉そばを提供しています。食べ比べてみても楽しめそう。河北町で冷たい肉そばめぐり、いかがでしょうか?

河北町商工会による、冷たい肉そば店一覧は、こちら

冬は一面銀世界に

奥の細道を行脚していた松尾芭蕉をも魅了した河北町の紅花。時代の変化によりその産業自体は失われつつありながらも、もたらされた雛人形や京文化を始め、育まれた文化を大切に守り続けています。

他にもまだまだたくさんの魅力を秘めている、河北町。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

河北町HP:http://www.town.kahoku.yamagata.jp/

河北町観光ナビHP:https://www.benibananosato.jp/

記事/さとゆめメディア


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