
春の名残を味わう。煮つけより簡単『鯛の桜塩煮』と『しらす雑炊』
目次
今年の4月は花冷えが続き、桜も長く咲いてくれました。それでもやはり散り行く今年の桜を見送りながら、少し切ないような気持ちになられた方も多いのではないでしょうか。
新緑の季節を迎える前に、春の名残を楽しんで頂きたいと、今回は桜の塩漬けと旬の鯛を使ったお料理をご紹介します。とても簡単で、さらに2品作ることが出来ます。ぜひご家族と春の名残を味わって下さいね。
『鯛の桜塩煮』材料(2人分)
鯛の切り身
2切
桜の塩漬け
6個
酒
100cc
塩
大さじ1
生姜
1片
菜の花、水菜、わかめ
各適量
『鯛の桜塩煮』作り方
1. 鯛の皮面に1本切り込みを入れます。水800㏄に塩を溶かしておきます。生姜は皮付きのまま3㎜厚さに切っておきます。
2. フライパンに油少々(分量外)を敷いて鯛の両面を中火で15秒ずつ軽く焼き、火を止めます。
3. 2に酒を加えて中火にし、蓋をします。鯛の表面が全体に白くなったら蓋を取り、塩水と生姜、桜の塩漬けを加えます。
4. 沸騰したら弱火で5分煮ます。(飾り用の桜を、1分煮た後2つ取り出しておきます。)
5. 鯛を皿に取り出し、フライパンの出汁で菜の花等をさっと茹でます。全てをお皿に盛り付けたら、飾りの桜を乗せ出汁を少し掛けて完成です。
『鯛の桜塩煮』ポイント
・鯛の切り身の数を増やしても大丈夫です。その場合塩水は、魚がかぶるくらいの量に。
・菜の花や水菜の代わりに、アスパラガス、きぬさや、筍、キノコ類でも。1種類でもOK。
フライパンに沢山残った鯛と桜のお出汁がこれまた本当に美味しいのです。もちろん、捨てずにもう1品作りましょう♪
ほんのり桜の香り♪『しらす雑炊』
『しらす雑炊』材料(2人分)
ごはん
茶碗2杯分
しらす
30g
溶き卵
2個分
鯛と桜の出汁
残った全て
水
出汁の1.5倍量
『しらす雑炊』作り方
1. 出汁に水を加えて薄め、ごはんを入れて火にかけ雑炊にします。
2. 仕上げに溶き卵を流し入れ、しらすを乗せれば完成です。
好みで、春野菜や海苔を添えて下さいね。
【調理時間】30分
レシピ/ 大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。
ブログ「さくらのおうちカフェ」
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