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まめ知識 2019.05.11

しだいに夏めいてくる立夏の頃。伝統ある『お祭り』を見に出かけよう。

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二十四節気の「立夏」は毎年5月6日頃。この日から次の節気である小満(しょうまん・毎年5月21日頃)の前日までの期間も、同様に立夏と呼ばれています。暦の上では「夏の始まり」を意味する節気です。立夏を迎えて急に暑くなるわけではありませんが、昼間は半袖で過ごす日が増え、4月に比べて「暖かくなったなあ」などと感じているかもしれませんね。

立春の前日には節分の豆まきがありましたが、立夏には古くから伝わる行事やお祭りはあるのでしょうか。
立夏だから行われているというよりは、この期間中に、全国でたくさんの行事やお祭りが開催されている、と言った方が良いのかもしれません。代表的な行事と日程を紹介しましょう。

立夏の頃に開催される全国各地のお祭り

京都「葵祭」2019年5月15日(水)

「葵祭」は今から1500年前、平安時代に始まったとされる、京都の下鴨神社と上加茂神社の例祭です。もともと「賀茂祭」と呼ばれていましたが、江戸時代に祭が再興されてから行列に葵の葉を飾るようになり「葵祭」と呼ばれるようになりました。

5月初旬から、流鏑馬(やぶさめ)神事などのさまざまな前儀が行われ、5月15日には「路頭の儀」と呼ばれる大行列が行われます。およそ8kmもの距離を、平安貴族の装束をまとった500余名の人々と、牛車など、馬36頭、牛4頭が、いにしえの王朝絵巻さながらに練り歩きます。(葵祭2019;京都新聞HP参照)

 

東京「神田祭」2019年5月9日(木)~15日(水)


東京都千代田区の神田明神で行われる祭礼「神田祭」は、江戸時代から全国的に有名な祭りのひとつ。京都の「祇園祭」大阪の「天神祭」と並び「日本三大祭」のひとつに数えられます。また、「山王祭」次に紹介する「三社祭」と共に、「江戸三大祭」のひとつとされています。神田祭には、奇数の年に行われる「本祭」と偶数年の「蔭祭」の2つがあり、2019年は賑やかな本祭に当たります。

6日間にわたって行われる行事の中でも「神幸祭」と「神輿宮入」が行われる2日間は、たくさんの人で賑わいます。神幸祭は、氏神様が乗る3基の神輿と、平安時代の衣装を着た約500人からなる大行列がメインの神事。神田・日本橋・大手町・丸の内・秋葉原――約30kmの道のりを巡行します。神輿宮入は、神幸祭の翌日に行われる各町内の行事。100基に及ぶ氏町神輿が、神田明神に向かいます。
神田祭特設サイト参照)

 

東京「三社祭」2019年5月17日(金)~19日(日)


毎年5月の第3金曜日から日曜日にかけた3日間。お祭り好きな江戸っ子が浅草の三社祭に集結します。初日は、浅草芸者や田楽、伝統の舞が披露される「大行列」が登場します。三社祭の最大の見どころは「魂振り」と呼ばれる、荒々しい神輿担ぎ。

町会ごとにお揃いの法被をまとった担ぎ手が、威勢よく神輿を担ぎ、浅草の町を練り歩きます。祭の2日目は、浅草寺本堂の裏広場にはおよそ100基の神輿が集合。お祓いを受けたのち、1基ずつ町へ繰り出します。最終日は、3基の本社神輿担ぎ。早朝に神社境内から担ぎ出される「宮出し」が行われ、神輿がスタート。1日中町を練り歩き、日没後に神社境内へ戻る「宮入り」を迎え、祭礼行事が終わります。
浅草神社HP参照)

 

宮城「仙台・青葉まつり」2019年5月18日(土)・19日(日)


「仙台・青葉まつり」は、毎年5月の第3土曜日と日曜日の2日間で開催。伊達政宗公没後350年を迎えた1985年に、過去に行われていた祭を復活される形で始まりました。土曜日に開催されるのが「宵まつり」。街中にお囃子が鳴り響き「すずめ踊り」が演舞されます。

また、2012年からは東日本大震災からの早期復興を願い、復興祈願山鉾が宵まつりに参加しています。日曜日に行われるのは「本まつり」。甲冑姿の武者行列、青葉神社の神輿渡など、時代絵巻巡業が繰り広げられます。また、政宗公が美食家だったことから、宮城県の旨いものや物産を集めた「杜の市」が、両日開催されます。
仙台・青葉まつりHP参照)

ここに取り上げたのは、ほんの一部の行事です。お住いの地域でも、きっとさまざまなお祭りや行事、イベントなども行われることでしょう。風が爽やかで、五月晴れの気持ちが良い季節。1年で最も過ごしやすい時期に行われるお祭りに、足を運んでみませんか。

記事/杉本雅美

日々の生活の中で、無理のない程度に四季の変化を感じ、ひと手間かけることを心がけて夫とふたりで暮らしています。フリーのライターとしてインタビューやイベントレポート、暮らしに関することなど、多様な情報をお届けしています。

 

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