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地域 2019.05.30

棚田、森林、せせらぎが待つ、癒しの旅『うきは森林セラピー』

いちご、ブルーベリー、桃、梨、いちじく、ぶどう、柿…季節ごとに収穫できる数々の果物に野菜、米作り、酒造り、茶畑も。豊かな実りに恵まれた、福岡県うきは市。

美味しいものだけでなく、温泉や歴史が残る白壁の街並みなど、老若男女問わずみんなが楽しめる魅力たっぷりの街です。

中でも、先人たちが築いた石垣が美しい「つづら棚田」、そして杉木立が並ぶ森が見せる風景は、日本の原風景とも言える美しさ。そのうきはの大自然を活かした、癒しの旅「うきは森林セラピー」をご紹介です。

健康経営の一環として注目されている森林セラピー

今まで、森林が持つ癒しの力は「森林浴」として知られてきましたが、それはあくまで感覚的なものでした。それを科学的に解明・実証し、森の力で身体と心の健康づくりや疾病の予防を目的として始まったのが、「森林セラピー」です。

さとゆめでは、長野県信濃町や池田町など、数々の地域での森林セラピー事業の実績を活かし、うきは森林セラピーガイドの人材育成やビジネスモデルの再構築、そしてうきは市の企業とのマッチング支援をしています。

森林セラピーは今、メンタルリスクマネジメント等、研修や福利厚生の一環として、企業の健康経営に活用されています。さとゆめが携わっている長野県信濃町の森林セラピーでは、新人研修に森林セラピーを導入した結果、入社後3年間の離職率が大幅に改善した企業も。人材不足も多くの企業の懸案の一つとなっている今、社員のメンタルヘルスを含めた健康経営は、ますます注目されています。

うきは市は、平成20年4月にうきは市の森林がもつリラックス効果が実証され、森林セラピー基地として認定されました。

九州のちょうど真ん中あたり、豊かな自然と歴史ある街並み、美味しい地物を豊富に揃えるうきは市では、どのような森林セラピーが行われているのでしょうか。

うきは市2つの森林セラピーロード

うきは森林セラピーには、2つのコースがあります。どちらもうきは市の豊かな自然を存分に味わえる、魅力たっぷりのコースです。

つづら棚田の散歩道

ゆるやかな斜面に広がる、美しい棚田。うきは市が誇る、日本の原風景です。先人たちが築き上げてきた石垣によって作られている「つづら棚田」は、日本の棚田百選にも選出されています。今なお、水は竹桶で山から引き込み、伝統を守り続けています。

この「つづら棚田の散歩道」は、つづら棚田をのんびり巡り、棚田を抱くように囲む森林へも足を伸ばす、うきはらしさを感じるコースです。特に、つづら棚田に真っ赤な彼岸花が咲き誇る秋のシーズンは、とても人気なんですよ。黄味がかった稲穂が揺れる棚田と儚げに咲き誇る彼岸花が魅せる景色は、この地ならでは。心と身体に爽やかな風が通るような、心地よさを感じてください。

巨瀬の源流の散歩道

うきは市には3つの百選があります。「日本の棚田百選」、そして「日本の名水百選」と「水源の森百選」です。屏風のように悠々と横たわる耳納連山から湧き出る「清水湧水」を始めとした多くの湧き水は、古くからこの地に住まう人々や田畑を潤してきました。

「巨瀬(こせ)の源流の散歩道」では、杉木立の中、筑後川の支流である巨瀬川の源流沿いを歩きます。せせらぎの奏でる音をBGMに歩く、マイナスイオンたっぷりの散歩道。初めて歩く道でも、どこか落ち着くような気持ちになります。

森林に暮らす野うさぎやキツネなどとの、楽しい出会いもあるかも。

その昔、久留米藩の奥様方が聞き惚れたという「調音の滝」をスタート地点に、川風を感じる「まるたん橋」や平家伝説が残る山などを巡り、森林に癒されながらも見所たっぷりのコースです。

杉のチップが敷き詰められた道は、特におすすめのポイント。歩みを進めるたびに、ふわりと杉の香りが立ち、周りを囲む杉木立と相まって、森が持つ癒しの力を存分に感じられます。

また、自然石組みの小川で、水の中を裸足で歩くウォーターセラピーも体験できます。たくさん歩いて火照った足を、清水で癒しませんか?

やわらかな杉のチップは、歩くのも楽しい。

森林セラピーをさらに楽しむ「癒しの旅先案内人」と「森林セラピー弁当」

うきは市の森林をより深く楽しむなら、「うきは市・癒しの旅先案内人」と共に巡りましょう。

癒しの旅先案内人は、うきは市が認定した森林セラピーのガイドです。うきは市の自然を知り尽くした彼らだからこそ、訪れる方々をより癒しの空間へと導いてくれます。

この木は?この花の名前はなんだろう?棚田っていつから作られているの?など、感じたままに、ガイドに尋ねてみるのも森林セラピーの楽しみ方の一つです。個性豊かな案内人の話に耳を傾けながら、うきはの森林セラピーを満喫してください。

また、森林セラピーのランチにおすすめなのが、森林セラピー弁当「うきはのほっこり弁当」。うきはのほっこり弁当は、うきは産の米、野菜、山菜、果物、福岡県産の肉類とうきは市の美味しい水を使うことを規約に定め、地域の方々が愛情込めて手作りしているお弁当です。

旬のものを使って作るメニューは、どこか懐かしく、ひと口食べれば心がほっこり。山菜中心のお弁当は、身体の中からデトックスできそうですね。

趣ある竹のお弁当箱でご用意。

つづら棚田の散歩道、巨瀬の源流の散歩道の2つのコースに限らず、森林セラピー基地マネージャーが、食事・宿泊含め、それぞれの目的に合わせたプランをご提案します。

あなたらしい、うきはの森の楽しみ方を見つけてください。

 
記事/さとゆめメディア


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