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まめ知識 2019.06.01

『衣替え』の季節 ~服装や持ち物を夏物に替えてリフレッシュしよう。~

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夏服への「衣替え」の時期になりました。衣替えは、季節に応じて幼稚園や学校、企業の制服を変更することです。黒や紺の制服に身を包んでいた学生たちが、一斉に白を基調とした夏服に衣替えすると、街の風景が一変しますね。毎年6月、10月頃に行われることが多い衣替えですが、古くは旧暦の4月と10月に行われていたことも。そんな衣替えの歴史や意味について紹介します。

更衣と呼ばれる宮中行事だった。衣替えの歴史

もともと中国の宮廷において、旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服を入れ替える習慣がありました。その習慣が平安時代の日本に伝わり、「更衣(こうい)」という宮中行事になったと言われています。4月から9月までは、裏地がない単衣(ひとえ)。10月から3月までは綿入りの袷(あわせ)を着用していました。当初は貴族社会だけの習慣でしたが、やがて庶民の間に広まる中で「衣替え」と呼ばれるようになりました。

江戸時代の武家社会では、気候に合わせて年4回の衣替えの日を定め、着る物も指定されました。
・4月1日~5月4日は袷という裏地付きの着物を着用
・5月5日~8月末日は帷子(かたびら)という裏地無しの単衣仕立ての着物を着用
・9月1~8日の約1週間、再び袷を着用
・9月9日~3月末日:綿入り(表布と裏布の間に綿を入れた着物)を着用

暑くなっていく季節には夏物を着用し、寒くなっていく季節には温かいものを着る。冷暖房の設備のない時代に、このようにして体温調節をしていたのですね。

明治時代に入って新暦が採用され、洋服文化が普及します。役人、軍人や警察官が着用する制服は、夏服が6月1日~9月30日、冬服が10月1日~5月31日となりました。学校や官公庁、制服がある企業などでは、現在もこの日程をめどに衣替えを行っています。

クールビズは臨機応変な夏の衣替え

2005年に新たに始まったのが「クールビズ」。冷房のエネルギーを節約し、上着を脱ぎノーネクタイにするなど、夏の衣服を軽装化するキャンペーンです。官公庁から始まり、業種によっては難しい場合もありますが、積極的に取り入れる民間企業が多いようです。

環境省が発表するクールビズの期間は、当初は6月1日から9月30日まででした。2016年からは、4年続けて5月1日から9月30日までとしています。5ヶ月間はずいぶん長い期間になったような気がしますね。
日本は南北に長いので、地域によって状況が変わります。その年の気候や企業の判断で、この期間の中で臨機応変に対応しましょうということのようです。まずは、会社のルールを確認するようにしてみましょう。

また、ノーネクタイ・ノージャケット・半袖シャツがクールビズの基本ですが、「スーパークールビズ」と称し、6月1日からは、ポロシャツなど、さらなる軽装を推奨しています。毎年夏の恒例行事となり、少しずつ変化しているクールビズ。衣替えの新しい歴史と言えるのではないでしょうか。オフィスマナーを守り、かつ仕事の能率を下げないように、涼しく快適に過ごせる服装を選びたいですね。

衣替えで気持ちも新鮮に!


家庭での衣替えは、6月と10月など決まった日に行うことではなく、季節に応じて衣類や持ち物の収納を入れ替えること。四季がはっきりと分かれ、季節によって天候や気温が変化する日本ならではの風習です。最近では冷暖房が整い、ファッションが多様化。一年中同じような服装で過ごせることが多くなりました。特に夏の衣替えを行わないという人も増えているようです。
季節の節目に服装を改め、気分をリフレッシュさせる「衣替え」。衣類をチェックして快適に過ごすための良いタイミングにしたいものですね。

記事/杉本雅美

日々の生活の中で、無理のない程度に四季の変化を感じ、ひと手間かけることを心がけて夫とふたりで暮らしています。フリーのライターとしてインタビューやイベントレポート、暮らしに関することなど、多様な情報をお届けしています。

 

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