
感謝を伝えるという事を考える『父の日』のコト
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父の日は、日本では6月の第3日曜日が当てられています。これはお母さんに感謝する「母の日」と同様にお父さんに感謝を伝える日としてアメリカで国の記念日として定められた物にならっています。
国によって日にちだけでなく感謝の対象や考え方が違う事もある父の日
「母の日」が国によって行われる日に違いがあるように、父の日も国によって行われる日が違います。台湾では中国語の「お父さん」が「爸爸」と書いて「パーパ」に近い発音なのですが「八八」の発音がそれと似ているため語呂合わせ的に8月8日が父の日となるのだそうです。
ロシアでは2月23日が「祖国防衛の日」という、軍人・退役軍人に感謝する記念日に当たるのですがそれと合わせて父親だけでなく夫や男性全体に感謝する日となるのだそうです。カトリックではイエスの父である聖人の聖ヨセフの日に合わせて行う事もあるそうで、国によって感謝の対象や日付の設定が若干異なっています。
アメリカ式では母の日の赤いカーネーションに対して父の日は白いバラを贈るという事になっていますが、日本ではお花より毎年お父さんの喜ぶプレゼントは何か頭を悩ませる方が多いかもしれませんね。
感謝の言葉「ありがとう」の伝え方
もちろん感謝の気持ちを伝えるプレゼントも大切です。ですが「これなら喜んでもらえるだろう」とプレゼントを贈って「お父さんありがとう」のメッセージを添えるだけで終わってしまってはちょっともったいないかもしれません。
母の日と合わせて父の日はお父さんに感謝を伝える日ですが、「お父さんありがとう」の「ありがとう」は具体的に何に対する「ありがとう」なのか、一度振り返ってみませんか?
家族のために働いてくれる、家事を手伝ってくれる、子供の目腺からなら遊んでくれた、○○へ連れて行ってくれた……という風に具体的にお父さんにしてもらってうれしかった事をどれくらい思い浮かべる事ができるでしょうか?
「感謝の気持ちはあるけれど、具体的な事はしてもらっていないから思いつかない」という事もあるかもしれません。実は感謝の言葉というのはとても大事な意味があるのです。何かしてもらった時に「ありがとう」の他に「すみません」という言い方もありますが「ありがとう」が喜びであるのに対して「すみません」は恐縮の意味になります。家族以外の相手だと「すみません」になりがちですが家族であれば「ありがとう」という方が自然ですね。
父の日は「普段は照れくさくて言えないからこういう日に感謝を伝える」というきっかけになっている事もあるかもしれませんね。
ですが、せっかくですから「ありがとう」を日頃から口にする回数を増やすきっかけとして、父の日を利用してみてはどうでしょうか。心理学の調査でも「ありがとう」と言葉にする事で感謝の気持ちを意識でき、考え方がポジディヴになる傾向が見られるそうです。
おすすめなのが「なぜありがとうと言ったか理由を添える」方法です。「ありがとう」と感謝の言葉を伝えた後「手が塞がっていたから助かった」という風に助かった理由を添える言い方です。こうすると「ありがとう」が単なる挨拶ではなく感謝である事が伝わりやすくなります。実際に家族に対してこの言い方を増やすと、お互いに手助けしてくれる事も増えて暮らしがスムーズに動くようになるかもしれませんね。
些細な「ありがとう」と言うほどでもない、という事ほど「ありがとう」を使う事で毎日の幸せがちょっとずつ増えていきます。「感謝のための日」をきっかけに「ありがとう」があふれる毎日を始めてみませんか?
記事/ケノコト編集部
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