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まめ知識 2019.06.22

二十四節気の暮らし方『夏至』心地よい眠りで素敵な夢を見たい夜

一年で一番、夜が短く、昼が長くなるので夏至です。今年は6月21日頃がそれに当たります。日本では夏至と言っても全国的に古くから伝わる行事のような物はあまりありません。祭礼を行っている地域もありますが、少数派です。この時期は田んぼや畑に雑草が生えて来る時期で、その他にも夏野菜の世話や収穫など、農繁期に当たるのでお祭りの用意が大変になるからかもしれません。

北欧では短い夏を祝うをお祭りがたくさん

日本とは異なり、ヨーロッパの北側ではいろんな国で「夏至祭り」が行われます。スウェーデンやフィンランドなどの北欧をはじめ、冬が厳しい国は特に大々的に行う傾向があるようです。現在ではキリスト教の行事として聖ヨハネの日とされる事もあるようですが、キリスト教が伝わる以前から土地で信仰されていた太陽神の祭りだった国がいくつもあります。

夏至の祭りは薬草や朝露を神聖な物として見なすお祭りでもあり、命の息吹のパワーにあやかろうとした行事でもあります。そのためか、男女の縁結びのイベントも多く行われてるのだとか。
国によってやり方は色々ですが結婚相手がどんな人かを占う方法が伝わっており、ロマンチックな物では夏至の日に7種類(または9種類)の花を摘んで枕元に置いて眠ると未来の伴侶が夢に現れる、もしくは恋が叶うという言い伝えがあるようです。

このころから寝苦しくなる事も。気持ちよく眠れるように工夫を

未来の相手を夢に見るためには、ぐっすりと眠れなければなりませんね。
おまじないはさておき、夏至の頃からは時期的に寝苦しくなる時期が始まってきます。気温や湿度の上昇などの気候的条件もありますが、現代の日本の環境や生活スタイルだと寝付きが悪くなる条件が増えがちなタイミングでもあるのです。

人間は上がった体温が下がる事で眠たくなります。ところが暑くなってくると「のぼせて汗をかくから」という理由で入浴はシャワーで済ませてしまう事もありがちです。蒸し暑くなってくると室内は冷房、外は高気温と寒暖差が激しい環境におかれ、帰宅途中は体の表面が汗だくになってしまいますが、室内で仕事をしていた人などは体の中心が冷えてしまっている事も。

また、そうめんや蕎麦、冷麺のような冷たい麺を主食にしたり、ビールや麦茶、清涼飲料のような冷たい飲み物を飲んだりして体に取り入れる事で消化器官が冷やされてしまい、消化の働きが鈍ってしまいがち。
こうなると「体が冷えて下がるべき体温がない」「暑いので体温が下がりにくい」という矛盾する条件で寝付きが悪くなってしまう条件に陥りがちなのです。「寝苦しいから眠れない」と感じた時こそ、少しぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、冷やしすぎない冷房を入れた部屋で眠る事をおすすめします。

夜の間中クーラーを使う場合は「28度程度の設定で除湿運転」、気持ちよく寝たい場合は「就寝時から3時間ほどを好みの温度で運転させてタイマーで電源オフ」(朝が暑くて汗だくで目が覚める場合は適宜オンタイマーもプラスして下さい)という使い方がおすすめです。どちらが体に合っているかは目覚めの時の体の状態によります。
「寝ている時の冷房は体に悪い」という意見もありますが、湿度を50~60度程度に保ち、冷やしすぎないようにすれば大丈夫。むしろ寝苦しいのに無理をして冷房を切って熟睡できない方が体にとってよくありません。環境に合わせて上手に冷房を利用してみましょう。

眠る前は画面を見ないで。時には揺れる炎でリラックス

夏至祭りには焚き火も付き物なのだそうです。夏至の翌日から再び夜が長くなるので超自然的な力が働くとされ、焚き火を飛び越える行事も行われます。最近では夏至や冬至の夜に照明を切って、ろうそくの日をともすキャンドルナイトの行事も定番化してきました。
温かい火の色を見るとなぜかほっと心が安らぐもの。夏至の夜だけに限らず、疲れた時には入眠を妨げるスマホやパソコンの電源を切って、ろうそくやアロマキャンドルの明かりを楽しんでリラックスして眠りについてみるのもいいかもしれません。
夜が短い日だからこそ、ゆっくりと休めるといいですね。

記事/ケノコト編集部

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