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まめ知識 2019.07.09

『暑気払い』で暑い夏を元気に過ごそう

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「暑くなったからビアガーデンに行こう!」などと、社会人になると、会社の人たちや仲間から「暑気払い」に誘われたことはありませんか?暑気払いは夏に行う飲み会や宴会だと思っている方が多いかもしれませんが、昔から日本にある慣習のひとつなんですよ。夏本番を迎える前に、暑気払いについて調べてみました。宴席での話題にしていただけたら嬉しいです。

『暑気払い』の意味とは?何のためにやるの?

暑気払いという言葉には、「夏の暑さを払いのけるために、何かをすること」という意味があります。夏の暑い時期に、冷たいものや身体を冷やす効果のあるものを摂って、身体の中に溜まった熱を取り除こうとすることです。体内に熱がこもると、身体が疲れやすくなり、やる気がなくなります。夏は、いわゆる夏バテになるなどダメージが蓄積されやすい季節です。

冷たいものや身体を冷やすものを食べたり飲んだりするのが一般的ですが、川遊びや海水浴、花火を見るなども暑気払いとして行うことがあります。暑気払いの目的は「暑い夏を乗り切るためにリフレッシュすること」と言えますね。

暑気払いの歴史

暑気払いはいつから行われていたのでしょうか。正確な年代は定かではありませんが、清少納言の『枕草子』には、平安時代には、貴族が暑気払いとしてかき氷を食べていたことが書かれています。江戸時代には大衆化し、庶民の間では当たり前のように暑気払いに冷やした甘酒を飲んでいたそうです。甘酒は「飲む点滴」と呼ばれ、栄養満点ですね。

昔は、冷たい飲み物や食べ物の他に、火照った身体を冷やすために、びわ、もも、どくだみなどの薬湯を飲み、行水や川遊びでも暑気払いをしていたようです。

暑気払いに効果がある食べ物


昔から日本では、旬の食材が体調を整えることに着目してきました。暑気払いには6~7月に収穫される「麦」が選ばれます。ツルツルッと喉越しが良いひや麦やそうめんは、夏バテを防ぐ上でも効果があります。お中元やお盆の供え物にそうめんを選ぶ理由のひとつは、暑気払いに通じるからなんですよ。現代の暑気払いの主役と言える、ビールの原料は大麦。体を冷やし、利尿作用もある優れものですね。

また、西瓜(すいか)、胡瓜(きゅうり)、冬瓜(とうがん)、苦瓜(ゴーヤ)、南瓜(かぼちゃ)といったウリ科の食材は夏が旬の食べ物です。瓜は栄養価が高く、体力が衰える夏場に効果的な上、冬まで保存して健康維持に役立てることができます。

暑気払いとはいえ、冷たいものの取り過ぎは胃腸が弱ってしまいますよ。温かいものも適度に取り入れて、夏バテしないように気をつけてくださいね。

暑気払いはいつ行えばいいの?


暑気払いは「暑い時期」に行うというだけで、特に明確に決まった時期があるわけではありません。それでも、ある程度の目安になるのが「二十四節気」。昔の季節のとらえ方です。

●夏至:6月21日ごろ。夏の訪れを意味します。
●小暑:7月7日ごろ。そろそろ梅雨が明けて、本格的に夏になるころのこと。
●大暑:7月23日ごろ。もっとも暑い真夏のころのこと。
●立秋:8月7日ごろ。暦の上では秋になります。
●処暑:8月23日ごろ。暑さが和らぐころ。

暑気払いの会を計画し、お誘いメールを書く時などに役立ててくださいね。

記事/杉本雅美

日々の生活の中で、無理のない程度に四季の変化を感じ、ひと手間かけることを心がけて夫とふたりで暮らしています。フリーのライターとしてインタビューやイベントレポート、暮らしに関することなど、多様な情報をお届けしています。

 

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