
やさしい暮らしのヒント『献立を考えるコト』-7. いいことづくめの旬を食べよう!~夏~-
目次
こんにちは。
突然ですが、みなさんは日頃“旬”について意識していますか?
”旬”とは、魚介類や野菜などが一番おいしく頂ける時期を指しますが、ただおいしいだけではなく、たくさんのいいところがあるんですよ。
旬を食べるといいことづくめ!?
旬の時期にはその食材において一年で最も栄養価が高くなり、また、多く市場に出回るため手頃な値段で手に入ります。
そして、含まれている栄養もその時期に起こりやすい身体の不調を緩和してくれるものが多く含まれています。
おいしい上に身体にも、お財布にも優しい。
ぜひ取り入れたいところですよね。
しかし、最近ではハウス栽培や輸入なども多く1年を通して様々な食材が手に入るため、便利ではありますが旬がわかりづらくなっています。
そんな1年中手に入るものでも、やはり旬のものは他の時期に比較して食材の栄養価は高まるため、知っておくとより効果的に栄養摂取ができます。
では、今この時期の旬を紹介していきますね。
夏に旬を迎えるのはどんな食材?
【野菜】
きゅうり・トマト・なす・ピーマン・オクラ・かぼちゃ・とうもろこし・みょうが・枝豆・ししとう・にんにく・にがうり
【果物】
いちじく・すいか・ぶどう・メロン・もも
【魚】
あじ・あなご・いわし・うなぎ・どじょう・いか・たこ・あわび・しじみ
野菜では、かぼちゃは秋のイメージが強いので意外かもしれませんが、7月から旬に入っています。
秋のかぼちゃのような熟成されたほくほくとしたものが買いたい時には、種がふっくらとよく膨らんでいるもの、実が濃いオレンジ色のものを選ぶとよいですよ。
また、にんにくも通年手に入るものではありますが、夏が旬です。
殺菌作用のある成分が含まれており、今の時期に怖い食中毒を防ぐのにも一役買ってくれます。
トマトやきゅうり、なすは熱のこもった体内を冷ましてくれます。
果物は、旬がわかりやすいのでみなさんご存知のものが多いと思います。
上に挙げたものの中では、意外に旬が短いのがすいか。
縞模様がくっきりとしていて、より縞模様が多く入っているものを選ぶと甘いすいかに出会えるはずです。
魚では、土用の丑の日に食べるうなぎはまさに夏が旬です。
うなぎだけでなく、あなごやどじょうなどの長い魚、たこ・いかも夏バテ対策に効果があります。
土用の丑の日にうなぎを食べたり、夏祭りでよく目にするイカ焼きや、たこ焼きから旬を取り入れるのもよいですね。
暑さに負けそうなこの時期ではありますが、ぜひ旬を取り入れながら夏をたのしんでくださいね。
コラム/たみなと あやな
一歳の女の子の母。夫がサッカーに熱心に取り組んでいたこともあり、アスリートフードマイスター3級取得。一般企業退職後、今は資格取得の勉強中です。
栄養士の母の影響もあり、幼い頃から栄養を自然と気にかける暮らしを送ってきました。 豪華なものは作れなくても、“心も身体も幸せになれる食事”を目指し、日々ごはんづくりをしています。
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