
沢山食べられる『ふりふり胡瓜』で数日分ごはん
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私が育った田舎では、ほとんどの家で季節の野菜を自家栽培しています。特にこの時期は野菜が毎日採れるため、隣近所や親せき、知り合いの家に配っては翌日には逆に頂くなどして、“思いやり野菜”の物々交換が行われるのです。
しかしながら、同じ野菜が家に溜まりすぎて消費しきれなくなる事もよくあります。その代表的なものが胡瓜です。成長スピードが非常に速い為、うっかり収穫し忘れると翌日にはまるでズッキーニのような巨大胡瓜になる程。その為、頂くことが多い野菜の1つとなっています。
そこで今回は、胡瓜の大量消費レシピをご紹介します。せっかく頂いたお野菜です。その“思いやり”も含め沢山召し上がって頂きたいので、とても簡単な調理法でご紹介します。夏場に不足しがちなカリウムと水分を豊富に含んだ胡瓜。特にこの季節は積極的に、今日の献立に取り入れて頂けたらと思います。
『ふりふり胡瓜』材料(作りやすい分量)
胡瓜
6本
白ごま
大さじ2
顆粒鶏ガラスープ、ごま油
各大さじ1強
『ふりふり胡瓜』作り方
1. 胡瓜はヘタを取り、乱切りにします。
2. 1と全ての材料を蓋付き容器に入れ、蓋をして全体が馴染むまで振ります。
容器に入れたまま、冷蔵庫で約3日間保存可能です。
『ふりふり胡瓜』のアレンジ~副菜編~
『蛸と胡瓜の和え物』
茹で蛸を食べやすく切って容器に加え、振れば完成です。
『セロリと胡瓜の塩昆布和え』
セロリの茎を乱切りにし、葉をみじん切りにします。細かくした塩昆布少々と共に容器に加えて振れば完成です。
『ふりふり胡瓜』のアレンジ~主菜編~
『山形の“だし”』
(材料の一例です。ご家庭にあるものでOK)
ふりふり胡瓜
約1本分
おくら(茹で)
3本
塩昆布
2つまみ
茄子
1本
生姜
1/2片
めんつゆ
適量
材料を全て細かく切り、ふりふり胡瓜のつけ汁少々とめんつゆで味付けするだけで完成です。
これを、ごはんに掛けたり冷ややっこに掛けたりする他、蕎麦に乗せても美味しいです。
『胡瓜と豚の炒め物』
材料(2人分)
豚肉薄切り
200g
ふりふり胡瓜
1~2本分
A醤油
大さじ1
Aすりおろし生姜
1片
酢
小さじ1
豚肉にAを揉み込みフライパンで炒めます。肉の色が変わったら胡瓜とつけ汁少々を加え炒め合わせ、最後に酢を加えてざっと混ぜたら完成です。
『ふりふり胡瓜』アレンジレシピのポイント
・『だし』の材料は他に、茗荷、大葉、めかぶ、長芋等が合います。冷蔵庫にある材料を組み合わせて作ってみて下さいね。
・ふりふり胡瓜に、蛸の他にも、茹でたささ身やちくわ、春雨等お好みで合わせて振って下さいね。
・炒め物には、イカや帆立、海老などの魚介類も合います。
【調理時間】5分(アレンジ料理の時間除く)
レシピ/ 大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。
ブログ「さくらのおうちカフェ」
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