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まめ知識 2019.09.04

もっと知りたい日本の郷土料理 宮城県 『ずんだ餅』

「ずんだ餅」は「牛タン焼き」や「笹かま」と並ぶ「仙台三大名物」と言われています。
ずんだ餅は宮城県を中心に岩手、福島、山形などでも食べられているようですが、元々は材料となる枝豆の旬が夏なのでお盆やお彼岸に食べる季節の行事食だったそうです。お餅に餡をからめるお菓子なので米農家で食べられる事が多かったのだとか。

現在では冷凍技術が発展し、年中いつでも緑が鮮やかな状態で枝豆が食べられるため一年を通して製造、販売されるようになりました。
コクのある枝豆に甘みと塩味を付けた餡の味わいはお餅以外にも洋菓子とも合うため、本来の形の餅菓子以外にもアレンジされた商品が全国各地で作られるようになり、今や和スイーツの人気ジャンルの一つになっていますね。

枝豆

名前の由来は伊達政宗公?「豆打餅説」と「陣太刀餅説」

ずんだ、というちょっぴり不思議な響きの名前の由来には説がいくつかあり「豆打餅」は豆を打ってつぶすので「ずだもち」と言っていたのが変化して「ずんだ餅」になったという物です。もうひとつの「陣太刀餅」の方は戦場から太刀で豆を刻んだので「じんだちもち」が変化したという物です。ちなみにどちらの説でも伊達政宗公が名付けたという事になっているそうです。今の所それを裏付けるはっきりした証拠などはないようですが、伊達政宗公は逸話の多い武将だけに本当にそうなのかも、と思えてしまいますね。

伊達政宗像

疲れた時のおやつにぴったり。栄養豊富なずんだ餅。

ずんだ餅に使う「ずんだ餡」の材料である枝豆は、若い大豆を指します。
大豆同様、枝豆にも豊富なタンパク質が含まれますが、今の時期に嬉しい成分としては疲労回復に効果があるビタミンB1とB2も多く含みます。これらの栄養成分は糖質、脂質、タンパク質を分解してエネルギーに変える働きをします。また、豆類ではありますが若い状態で収穫するため緑の野菜と同様にビタミンCも多く含んでいるのだそう。
いわば豆と緑の野菜のいいところ取りという感じの枝豆。それをおやつとして手軽に食べられるずんだ餅は季節の体をいたわる効果が高いといえます。今では年中食べられるとはいえ、旬の物はその時期の体に良いのがわかりますね。

ずんだ餅

自家製のずんだ餅を作る時に注意したいポイント

ずんだ餅の作り方自体は、実はそれほど難しくありません。基本的な作り方は、つぶした枝豆に砂糖やみりんなどで甘みをつけ、少量の塩で味をととのえてお餅や白玉だんごなどにかければ完成です。
つぶす際、ご家庭にすり鉢やフードプロセッサーがない場合は、ビニール袋に入れて叩いてつぶす方法もあります。このやり方だと「豆打餅」の由来通りになるのであえてこの方法で作ってみて食感の変化を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。

小豆で作る餡と比べると、煮詰める工程がないずんだ餡は、やや傷みやすいという弱点もあるそう。作ったらその日のうちに食べ切るように心がけましよう。

旬の素材で楽しめる宮城の味をぜひ楽しんで見てください。

記事/ケノコト編集部

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