
季節の手しごとしませんか?毎年作りたくなる栗の渋皮煮
目次
空が高くなり、澄んだ秋空を眺めるのが心地よい季節。
様々な秋の味覚が出揃い、いよいよ実りの秋本番といったところでしょうか。
栗もそのうちの一つ。
今回は、毎年手間暇かけても作りたくなる栗の渋皮煮の作り方をご紹介します。
皮むきが大変なので、一度にたくさん仕込もうとせず
少しの量を作ってその都度楽しむほうが気楽にできると思います。
『栗の渋皮煮』の材料
栗
400g
重曹
小さじ1
☆シロップの材料
水
2カップ
ザラメ
150g
みりん
50cc
塩
小さじ1/2
『栗の渋皮煮』の作り方
1. はじめに、ボウルに栗を入れてかぶるくらいのお湯を入れ1~2時間くらい置く。
(皮を柔らかくして剥きやすくするため)
3. ボウルに2の栗とかぶるくらいの水を入れ、重曹を溶かし入れ一晩置く。
4. 翌日、ボウルの水ごと静かに鍋に移して火にかけ、沸騰してきたら弱火にして10分茹でる。
(煮立てると渋皮が破けてしまうので注意する)
5. そっと静かに鍋の水を捨て、水をはったボウルの中に栗を移しやさしく手で擦って余分な渋皮や筋を取り除く。
6. 再び鍋に栗とかぶるくらいの水を入れて4~5をあと3回くり返す。
7. 別の鍋に☆のシロップの材料を入れて火にかけ、煮溶かす。
8. 下処理を終えた栗を7の鍋に入れ、クッキングペーパーなどで落とし蓋をして火にかけ、沸騰したら弱火にして約20分煮る。
9. そのまま冷めるまで置いて味をなじませ、栗を容器に移す。
『栗の渋皮煮』を美味しく作るポイント
・栗は皮に張りのある、新鮮なものを使用してください。
・扱いはそっと優しくていねいにすることが大切です。
・洋酒を使うと大人向けの味になりますが今回はみりんを使う事で甘味とコクを出しています。
使うみりんはぜひとも昔ながらの伝統的な製法で作られた本みりんを使用してください。
煮切っている為、お子様でも食べる事ができます。
コラム/寺田真紀
茨城県在住。2児の母。東日本大震災を機に食について学び発酵食品の素晴らしさを知る。
自宅にて少人数制の料理教室「発酵教室ユルリト」を主宰。教室では、とらわれすぎない心と発酵食について伝えている。
四季の移ろいを感じ、その時その土地で採れたものを使った季節の手仕事をするのが好き。
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