
暮らしの話~親子の笑顔をつくるお手伝い つぼたみよこさん~
目次
人によって価値観や人生観などは様々。
色んな人の話を聴くことで、新しい価値観に触れたり、共感できる何かを見つけたり。ほんの少しだけ、より人生が豊かになるお手伝いができたら嬉しいです。
今回はつぼたみよこさんの話。
ゆったりとしていて好きな街と語る、神奈川県横浜市在住。
親子に絵画工作を指導する他、似顔絵、WEBやテキストの挿絵、絵本などの制作を行ったりと、子供おえかき教室まあぶる講師、イラストレーターとして活躍していらっしゃいます。
そんなつぼたさんの暮らしの話とは。
親の笑顔は、子どもにとってとても大切なこと。その気づきがきっかけでした
絵を描くことでまわりの人がパアッと笑顔になる瞬間が大好きで、小学生の頃から「イラストレーターになりたい」と思っていました。その一方で幼児教室の先生をしている母の影響で昔から子どもが大好きで、大学生の頃は保育園や一時保護所などでボランティア活動をし、卒業後は子ども写真館でカメラマンのお仕事をしていました。
その中で、「子どもにとって親の笑顔はすごく大切なんだ」ということに気づき、「大好きな絵を通してたくさんの親子を笑顔にできたらいいな」と思うようになりました。
そのことがきっかけで始めたのが、絵本制作や親子で参加できる子どもおえかき教室。もちろん、「絵を通して人々を喜ばせたい」という想いが根本にあるので、親子に関わらず、ウェルカムボードなどの似顔絵やファッション系の挿絵など、幅広いジャンルで現在イラストを描いております。
「やりたい」を実現するためにぶつかる課題。一歩ずつ着実に
右も左もわからないまま、「やりたい」というワクワクする気持ちだけを原動力に『子どもおえかき教室まあぶる』を立ち上げました。お教室内容や運営方法、ウェブ関係のことは未だに悩むことは多いですが、
講師を一緒にしている森田さやかと常に話し合っています。
「お教室は参加者のみなさんにとって、私たちにとって、どんな場にしたいか」、「参加者のみなさんが参加後どういう状態になってほしいか、そのために自分はどうありたいか」など。
お互いがお教室に対する想いや大切にしたいことを何度も話し合うことを大切にしています。
参加者のみなさんをはじめとする、まわりにいるたくさんの人たちによるアドバイスや応援によって、ゆっくりではありますが、まあぶるの課題を一歩一歩乗り越えることができ 、より良い“まあぶる”が創られてきていると感じています。本当に、まわりの人に感謝しきれないです。
絵描きならではの悩みも
絵を描くことは楽しくて大好きですが、あまり動きが少ないため、運動不足と肩こり腰痛に悩んでいます。
知り合いに「ランニングを始めたことで肌が若返り、腰痛も減って体が軽くなった!」とおっしゃっていた方がいたので、私もつい最近ランニングシューズを買って、ランニングを無理ない程度に少しずつ始めてみました。
相手を思いやる気持ちと共に自分も大切に
常にまわりの人たちを大切にすることを意識しています。今まで本当にたくさんの人たちに支えられて生きてきたと思っています。その感謝の気持ちも含めて。
ですが、相手のことを優先しすぎて疲れてしまうことも。自分のことを後回しにしてしまうんです。
だから最近は自分を休ませる時間やご褒美の時間を自分で確保するように心がけています。また、感情が大きく動いたときは立ち止まり、どうしてその感情になったのか、自分はどうしたかったのか、今後どうしていきたいのかを考えるようになりました。自分と向き合うことは難しいけど、そうすることでなりたい自分に近づけると思うし、自分のことを大切にすることに繋がると思っています。
五感を満たすことで心も身体もリフレッシュ
ふだんから五感を満たすことで息抜きをしています。
たとえば触覚は、着心地や肌触りの良いお洋服を選ぶようにしています。ふわふわ、なめらかな質感のものに癒やされます。
臭覚にはグレープフルーツの香り。毎晩寝る前はこの香りがするオイルを塗りながらフットマッサージをしています。マッサージをしながら自分に「今日も1日よく頑張ったね」と、自分をねぎらうことで、自分自身を癒やしています。
聴覚はお気に入りの音楽。聴くと心が落ち着くんです。
またお散歩をすることで視覚を満たしています。空が広いところや海のあるところで景色を楽しみながら、のんびり歩くことが大好きです。特に横浜みなとみらいは歩いているだけで心が踊ります。
もちろん味覚も大切。焼きたてパンと、とろふわのオムライスが大好きで、この2つを味わう時間は、幸せを感じる瞬間です。
遊びのときは遊びに集中
できる限り、仕事のときは仕事に集中し、遊びのときは遊びに集中するように、気持ちの切り替えを心がけています。
遊びのときは、友達とご飯にいったり、お出かけしたりと、楽しく過ごしています。長いお休みのときは国内外問わず、旅行に出かけるのが好きです。
最近は友人とディズニーシーに出かけたり、友人の結婚式で北海道の苫小牧のあたりに行ったりしました。北海道での結婚式は友人たちの幸せな姿を見ることができて嬉しかったし、海鮮料理がとにかく美味しかったです。それに空気が澄んでいて、緑も美しくて最高!式後は友人たちとサイクリングを楽しみました。
幸せを分かち合う瞬間が私の幸せ
“Happiness only real when shared.”
(幸福が現実となるのは、それを誰かと分ちあったときだ。)
ーー 映画「イントゥ・ザ・ワイルド」より
私の好きな言葉です。
仲間と同じ目標に向かってがんばっているときや、お互いの成果を喜び合う瞬間は私にとってこの上ない喜びです。
「空が綺麗だ」とか、「ご飯が美味しい」とか、そんなほんの些細な喜びを大切な人たちと共有できたときも、幸せを感じます。
つぼたみよこさんプロフィール
慶應義塾大学環境情報学部卒業。学生時代、DTPデザイナーとして活動しながら、保育園や一時保護所などで子どもたちに向けたボランティア活動に励む。子ども写真館のカメラマンの仕事を経て、イラストレーターとして似顔絵、WEBやテキストの挿絵、絵本などの制作、子どもおえかき教室まあぶるの講師・運営を行う。
全日本学生美術展、ユザワヤ大賞展などの受賞経験あり。
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