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食のコト 2020.01.06

【食育のコト】七草粥で元気な一年を

新しい年を迎え、年末年始をゆっくり過ごした方も多いのでは?

寒くて動くのも億劫に感じ、省エネモードで過ごしがち。その上お正月はついついご馳走を食べすぎてしまいがち。夜更かししてちょっとお酒を飲みながらおつまみをつまんだりしてしまうと、朝起きてもなんだかお腹が空かないなんてことも多々ありますよね。

そんな疲れた胃腸を労わり、かつ1年健康で過ごせるようにという願いを込めていただくのが七草粥。
苦手な子も多いようですが、我が家の子どもたちは小さい頃から大好きで、毎年楽しみにしています。

それには食べやすくする少しの工夫と、ちょっとしたお楽しみが!
是非今年は無病息災を願って、家族みんなで七草粥をいただきましょう。

七草全部言えるかな

七草といえば、春の七草と秋の七草が有名ですが、お粥に使うのは春の七草。せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7種類です。

せりは日本原産の野菜、なずなは俗に言うぺんぺん草、すずなとすずしろは蕪と大根、ごぎょうやはこべらなどは道端に生えている植物と比較的身近な植物ばかり。

邪気を払い、無病息災を願うという意味合いはもちろんですが、寒い中芽を出す七草は胃腸の調子を整え消化を促進したり、ビタミンやミネラルが豊富だったり、むくみを解消してくれたりと、正月疲れの身体が求めている栄養がたっぷり含まれているのです。

子どもと楽しく!七草粥を作ろう

七草粥は7日にいただくもの。ですが準備は6日から始めましょう。
もちろん七草の下ごしらえのためでもありますが、その前にちょっとしたお楽しみが!
6日の夜に家族が集まり、順番に歌いながら七草をたたくのです。

まず、包丁、お玉、しゃもじ、すりこぎなど、7種類の台所道具を用意します。次に七草をまな板の上に乗せ、歌に合わせてそれぞれの台所道具を1つずつ持ち替えながらたたいていきます。

年長者から順に1人1曲。1番最後が子どもの番です。
七草なずな
東土の鳥が
日本の果てに
渡らぬ先に
ストトン
ストトン
ストトントントン

無病息災と五穀豊穣を願うという意味が込められているこの歌の調子と、いろんな種類の道具を使ってたたくという遊びに近い感覚が子どものツボに入るようで、もう一回やりたい!なんて言い出す子も。

たたき終えた七草は翌朝お粥の具にします。
春の植物だけあって、子どもには少し食べにくい七草。私も昔は独特の青臭さが苦手でした。

切ってそのまま使う方が栄養を逃すことなく摂ることができるのですが、子どもは初めて食べた時の記憶が肝心。青臭さを和らげるために葉物は1cmくらいに、すずなとすずしろの実は薄く切り、それぞれ塩もみしておきます。
少し塩味がついて水分が出てきたら、絞っておきましょう。

七草は煮過ぎない方が食べやすいので、おかゆが煮立ったらすずなとすずしろを加え、粗方煮えた頃に残りの七草を加えると、ちょうどよく仕上がります。
最後に味を見て、塩で味を整えたら出来上がりです。
塩でシンプルな味付けが基本ですが、醤油などお好みの調味料を足して家族の好きな味にしても。

お粥を炊く時にお餅を入れるとさらに子ども好みになります。お餅の甘さが加わりますし、お茶碗の下の方からとろっもちっとしたお餅が出てくると、ちょっと嬉しくなりますよ。
お餅の大きさは子どもの食べる量に合わせて少し小さめにしておくと良いですね。

家族で1年健康に

七草粥の歴史は古く、江戸時代には武家の行事として定められ、その頃から一般にも広まったそう。
地方によって入れる具や歌の歌詞は少しずつ異なるようですが、使う道具や入れるものにこだわり過ぎず、伝統的な行事を無理なく子どもにも伝えてあげたいものです。

是非、家族みんなで1年を元気に過ごせるように願いながら、楽しく作ってみてください。

コラム/やこかおり

幼い頃から旅行好きの父に連れられ、世界各地の料理を食べ歩いた経験から、食に関する好奇心が人一倍旺盛。高校の授業で食品添加物について調べた時の衝撃から、できる限り添加物のない食品を求めるようになる。
一男一女の母となってその気持ちはより一層強くなり、手元にある材料で、無理せず楽しみながら続けられるような、自家製にこだわった食事作りを日々心掛けている。

 

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