
「この季節ならでは」の味!乾燥していない、生海苔を自宅で食べてみませんか。
目次
生海苔、食べたことありますか?冬から春になるころに旬を迎え、普段、食卓に上がっている焼海苔とは違い、香りがよくて歯ごたえがあるのが特徴です。一度食べると忘れられない、生海苔ならではの美味しさを、今年は自宅で味わってみませんか?
生海苔ってなに?
日本人の食卓には欠かせない海苔、加工工程の段階によって呼び名が少しずつ変わってきます。海苔は海から採った状態のままのものを「生海苔」と言い、生海苔を乾燥させたものが「乾海苔」、それをもっと乾燥させたものが「焼き海苔」と言います。この「焼き海苔」が今の私たちの食卓にあがる定番の「海苔」と言われているものです。
海から採った状態の「生海苔」は冬から春になる少し前までの、ある程度長い期間が旬と言われていますが、その中でも2月、3月にとれる「生海苔」は歯ごたえがあり、香りもよく、特に美味しいと言われ、これが「生海苔」の最大の特徴です。
海苔の栄養
生海苔、乾海苔、焼き海苔、どの海苔も同じようにたくさんの栄養が含まれています。
ビタミンC
海苔には果物や野菜に負けないくらい、多くのビタミンCが含まれています。ビタミンCはシミの素といわれているメラニンの生成を防ぐ効果があり、美肌へと導いてくれます。また、ビタミンCは人間の体内では作ることができないため、意識して摂取していきたい栄養素です。
食物繊維
海苔には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は野菜にも含まれているのですが、海苔に含まれている食物繊維は野菜に含まれている食物繊維より、柔軟で、内臓壁をキズつけることなく、宿便の排出を促してくれる、より身体に優しい食物繊維です。
生海苔の下処理
あまり見慣れない、聞きなれない生海苔、どうすれば食べられるのか、身構えてしますかもしれませんが、実は、生海苔は下洗いだけすれば簡単に食べることができますよ。
<生海苔の洗い方>
1.生海苔は海水に浸かっているので、水気をよく切ります。
2.真水で軽く洗います。
3.再び、水気をよく切ります。
たったこれだけで完了です。そのまま食べても良いですし、お豆腐の上にのせたり、白米、お味噌汁にと、薬味のような感覚で、いろいろな和食と合わせて食べることができますよ。
あまり見かけることのない生海苔、でも焼海苔とは違った食感が、また別の美味しさを私たちに教えてくれます。今年の冬は自宅で生海苔、味わってみませんか。
記事/菅 智香
育児料理アドバイザー。食育インストラクター、AGEフードコーディネーター。
一般企業退職後、結婚、出産を経て、改めて食の大切さを感じ、食育インストラクターの資格を取得。
SNSを中心に、子供と一緒に作る料理、子供に食べさせたい料理を提案、百貨店などにて登壇中。
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