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まめ知識 2020.04.12

おいしいパンに出会えるかも?!4月12日はパンの日

クロワッサンにベーグル、フォカッチャ…日本のパン屋さんでは、世界各国のパンが手軽に食べられますね。あなたはどんなパンが好きですか?今回は初めて日本人のためにパンを作った記念日「パンの日」を紹介します。

パン作りの歴史

今から1万年以上前、パン作りに欠かせない小麦粉の栽培が中央アジアや西アジアで始まりました。

世界の歴史に初めてパンが登場するのは、古代メソポタミアで、小麦粉と水をこねて焼いただけの「アジム」と呼ばれるものを食べていた記録があります。平たい形で、ナンのように無発酵なアジムがパンの原型になったとされています。ある時、放置されたパン生地が偶然発酵したところから「発酵パン」が生まれました。そこから、食事や供え物としてパンが作られるようになり、古代エジプトへ、古代ギリシャへと広まったようです。

やがて、パン作りの技術を身に着けたパン職人が世界各地を渡り歩き、パンはヨーロッパから、アジア・アフリカなどの世界各地で主食として取り入れられるようになりました。

日本にパンが伝わったのは16世紀半ばのこと。種子島にたどり着いたポルトガル人が鉄砲と一緒に西洋風のパンを伝えました。その6年後にはイエズス会の指導で、日本でもパン作りを始めましたが、キリスト教が禁じられてからは、長崎でビスケットなどのお菓子の製造が発展しました。

「兵糧パン」を日本で初めて製造した日

1840年に中国でアヘン戦争が起こると、徳川幕府は、イギリスが日本にも攻めてくることを恐れました。その時、固いパンが保存性と携帯の両面で兵糧に向いているのではないかと目をつけたのが、江川太郎左衛門です。伊豆韮山の私邸に本格的な製パン所を作り、1842年4月12日にパンの試作を行いました。戦争は起きず、パンが兵糧として使われることはありませんでしたが、この時のパンは、日本人が初めて日本人のために作ったパンだったのです。

1982年にパン食普及協議会が、日本のパン発祥の日であることから4月12日を「パンの記念日」とし、毎月12日を「パンの日」として全国のパン屋さんがより一層のサービスに努めることと定めました。

パンをおいしく食べるには?

焼きたてのパンは香りが良くておいしいですね。買ったパンも、自宅で焼いたパンも、空気に触れると劣化が進み、乾燥して硬くなり、おいしさが損なわれます。その日のうちに食べきれない場合は、冷凍保存しましょう。

特にフランスパンやカンパーニュのような、バターや卵が入らないリーンなパンは半日ほどで劣化します。購入後はすぐに切り分けて冷凍庫へ。リーンなパンは水分が飛びやすいので、少し厚めに切るのがポイントです。

パンをおいしく保存するには

1.パンは1つ1つアルミホイルまたはラップで包みます。特に、熱伝導率が良いアルミホイルは急速冷凍できるので、パンのおいしさをすばやく閉じ込めます。
2.空気を抜いて密閉保存袋に入れ、この状態で冷凍庫へ。
3.冷凍庫したパンは1~2週間で食べましょう。

パンは冷蔵庫の保存はNG

・乾燥しやすく、パンがパサパサになる
・庫内の温度がパンを固くさせる
・パンが他の食べ物の匂いを吸ってしまう
以上の理由から、冷蔵庫でのパンの保存はおすすめできません。

冷凍したパンは自然解凍でそのまま食べることができます。朝食にパンを食べる場合は、前日の夜から、乾燥しないようにビニール袋などに入れて、常温の場所に出しておきます。また、冷凍のパンをそのままトースターで焼いても、冷凍の霜が蒸気となりふんわり焼けておいしいですよ。この場合、常温のパンよりも少し長めの時間に設定します。

4月12日はお近くのパン屋さんに行ってみましょう。なにかサービスがあったり、おいしいパンと出会ったり、良いことがありそうですよ。

記事/杉本雅美

日々の生活の中で、無理のない程度に四季の変化を感じ、ひと手間かけることを心がけて夫とふたりで暮らしています。フリーのライターとしてインタビューやイベントレポート、暮らしに関することなど、多様な情報をお届けしています。

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