
今が旬!「魚」に「春」、「鰆(さわら)」を自宅で料理してみよう
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「魚」に「春」と書く「鰆(さわら)」はまさに、この季節に最も多く獲れる、春を感じることができる魚で、その淡泊な味がとても食べやすく、日本人が食べなれているお醤油やみりんといった和風調味料だけでなく、オリーブオイルやハーブといった洋風調味料にあわせても美味しく食べることができるお魚です。今年の春は「さわら」の切り身の下処理をマスターし、お自宅で「さわら」のお料理をしてみませんか。
「さわら」ってどんな魚?
「さわら」は大きくなると体調が1m以上にもなる大きな魚です。細長い形をしていて腹の狭い魚、「さ(狭)」「はら(腹)」と書かれ、これが名前の由来とされています。
また、瀬戸内海や関西で春にもっとも多く獲れていたため漢字では「鰆」と書きます。
「さわら」の肉は見た目の色が白いので、白身魚に思えるのですが、成分的にはマグロなどと同じ赤身魚に部類分けされています。
「さわら」の栄養
「さわら」は青魚の一種で動脈硬化などを含めた生活習慣病を予防すると言われているDHAが豊富に含まれています。さらに、「さわら」には血圧を下げる効果が期待されるカリウムが豊富に含まれていて、「カリウムが多い」と言われているお野菜の人参やニラにも引けを取らない量が含まれています。
「さわら」の選び方
「さわら」は青魚ですので、より新鮮なものを選ぶようにしたいものですね。斑点の模様が「さわら」の特徴でもありますが、この斑点がよりはっきりしているものが新鮮な「さわら」の証です。また、切り身で売っている場合は、血合がはっきりしているもので、透明感があるものが新鮮です。
「さわら」の切り身の下処理
さわらは切り身で売っていることが多く、ネットでよくでてくる「さわら」のレシピも切り身を使用しているものがほとんどです。そこで、今回は「さわら」の切り身をお料理で使う際の下処理方法をご紹介します。
①「さわら」の両面に高さ30センチくらいから塩をふり、酒をふりかけ、30分以上置いておく。
②流水で、出てきた余分な水分、血合い、汚れを流し、キッチンペーパーで水気をふきとる。
これで、「さわら」の切り身の下処理は完了です。塩は少し多めにふると、臭みがとれるだけでなく、身がしまるのでお料理がしやすくなりますよ。
お魚料理はなかなかハードルの高いイメージがあるかと思いますが、「さわら」は和風でも洋風でも、どちらにも合うお料理のしやすいお魚です。春の温かい空気を感じ始めたら、今年は「さわら」を買って、自宅で調理してみてはいかがでしょうか。
記事/菅 智香
育児料理アドバイザー。食育インストラクター、AGEフードコーディネーター。
一般企業退職後、結婚、出産を経て、改めて食の大切さを感じ、食育インストラクターの資格を取得。
SNSを中心に、子供と一緒に作る料理、子供に食べさせたい料理を提案、百貨店などにて登壇中。
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