
栄養満点!低GIで話題「蕎麦の実」を食卓に取り入れよう。
目次
麺の状態のお蕎麦を食べたことはあっても、蕎麦の実は食べたことはない!という方、多いのではないでしょうか。蕎麦の実は、この次期に旬を向かえ、血糖値の上昇を抑える「低GI食品」の一つとして近年注目を集めています。栄養豊富なことはもちろん、ツルっとした食感が楽しい蕎麦の実、今年の冬は蕎麦の実をあなたの食卓に取り入れてみませんか。
蕎麦の実って?
蕎麦の実は「蕎麦殻」という昔の枕に入っていたもので、蕎麦の種子です。この「蕎麦の実」を精製して粉にしたものが「蕎麦粉」と呼ばれるもので、ここから麺の状態のお蕎麦が作られます。
蕎麦の実は収穫の時期によって「夏蕎麦」「秋蕎麦」とありますが、味や香りがより優れていると言われているのは「秋蕎麦」です。この「秋蕎麦」は11月中旬頃まで収穫され、店頭には12月にかけて並びます。
蕎麦の実の栄養
栄養豊富と言われているお蕎麦ですが、中でも注目すべき成分が「レジスタントプロテイン」。聞きなれない名ですが、この成分には血糖値の上昇を防ぐ効果や、コレステロールの低下などに効果を発揮するとされており、「低GI値食品」の一つとして近年注目されてきています。蕎麦の実は、麺の状態のお蕎麦を食べるよりもさらに栄養豊富であるため、健康志向の強い方から、徐々に食卓に取り入れられるようになってきています。
蕎麦の実の下処理方法
蕎麦の実はそのまま食べることはできず、下処理が必要になります。特別難しい工程はありませんので、気軽にチャレンジしてみてください。
蕎麦の実の下処理方法
①蕎麦の実をたっぷりの水に1時間ほど浸す。
②①の水を捨て、お鍋に水と蕎麦の実を入れて火にかける。
③沸騰したら弱火にし、15分程そのまま茹でる。
④ザルにとり、流水でぬめりをとる。
下処理が完了した蕎麦の実はツルっとした食感になります。サラダに沿えたり、スープに入れたり、普段の食事に簡単に取り入れることができますよ。
栄養満点の蕎麦、麺の状態よりもさらに栄養価の高い「蕎麦の実」をサラダで、スープで、普段の食卓に気軽に取り入れてみませんか。
レシピ/菅 智香
育児料理アドバイザー。食育インストラクター、AGEフードコーディネーター。
一般企業退職後、結婚、出産を経て、改めて食の大切さを感じ、食育インストラクターの資格を取得。
SNSを中心に、子供と一緒に作る料理、子供に食べさせたい料理を提案、百貨店などにて登壇中。
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