
七草粥だけじゃもったいない!旬の「せり」を食卓に取り入れよう
目次
「春の七草」の一つで、この季節に旬を向かえる「せり」。独特の香りが特徴で、冬の終わりと春の訪れを感じさせてくれる食べ物です。「せり」は七草粥でしか食べないことが多いかと思いますが、実は栄養豊富で、風邪をひきやすくなるこの季節、日常の食卓にも是非取り入れたいものです。簡単な下処理だけで食べることができますので、今年の冬は食卓に「せり」を取り入れませんか。
「せり」って何?
「せり」は1月7日に食べる七草粥に入れる「春の七草」の一つです。「せり」には独特の香りがあり、この香りの成分には解毒や胃の免疫回復作用があるとも言われ、お正月休みで飲み食いし、疲れてしまった胃を労わる効果が期待できます。
さらに、「せり」にはビタミンCやカロテン、鉄分などが豊富に含まれていて、風邪予防や貧血予防などの効果が期待でき、「七草粥」として食べるだけではもったいない食材です。
「せり」の選び方と保存方法
スーパーで「せり」を購入する際は、「せり」の香りが強く、葉先までみずみずしいものを選ぶようにしましょう。また葉の色が濃いものが、より新鮮な証です。
購入した「せり」は、キッチンペーパーをしめらせて根元を包み、野菜室で立てた状態で保存するようにしましょう。
「せり」の下処理方法
「せり」はほうれん草などのように日常的に食べるものではないので、下処理というとなんとなく身構えてしまうかもしれませんが、青菜の下処理と大差はありませんので、是非気軽にチャレンジしてみてください。
<せりの下処理方法>
①鍋に水と塩少々を加えて沸騰させる。
②「せり」を根がついたまま①にくぐらせ、すぐに氷水に入る。
③しばらくそのまま置いて、アクぬきをする。
④水気をきる。
これで下処理は完了です。おひたしやナムルなど、調味料を和えるだけでも食べることができますので、是非、気軽に食べてみてください。
風邪をひきやすくなるこの季節、食卓に「せり」を取り入れて今年は風邪しらずで元気に冬を過ごしましょう。
レシピ/菅 智香
育児料理アドバイザー。食育インストラクター、AGEフードコーディネーター。
一般企業退職後、結婚、出産を経て、改めて食の大切さを感じ、食育インストラクターの資格を取得。
SNSを中心に、子供と一緒に作る料理、子供に食べさせたい料理を提案、百貨店などにて登壇中。
その他のおすすめ記事
缶詰を使ってお手軽に異国の味『鶏もも肉のココナッツトマト煮込み』
栄養満点!低GIで話題「蕎麦の実」を食卓に取り入れよう
真っ赤なカブ!寒い冬にキレイな色の「ビーツ」を食卓に取り入れよう
濃厚ソースで食べ応え抜群!『お豆腐ステーキ~ピーナッツソース和え~』
ねっとり美味しい秋の味覚「銀杏」、自宅で気軽に味わおう
このカテゴリの記事

まとまった時間が取れなくても大丈夫!『「ついで掃除」でキレイを保つ』

収納場所で変わる!『子どもが自ら片付ける習慣を』

【七十二侯のコト】第六十九候「雉始雊」

寒いから着こなしに工夫を『暖かく動きやすく!子ども服の着方のコツ』
関連記事

100人100色ー大好きなビールの魅力を伝えたい。ウェブマガジン&コミュニティ「ビール女子」編集長ー酒井由実さんのお話し

あなたはどっち?ママ時間の使い方『朝活派vs夜活派』

思っているより簡単♪旬の太刀魚をさばいてみましょう

『住まいで旅するWORLD TRIP!』 ~スウェーデン編~

40男の嫁もつらいよ-今の幸せな生活は、主人と辛いことも楽しいことも経験してきたからこそ-福田恵さん

コメント