
【七十二侯のコト】第六十九候「雉始雊」
食卓からはじまる、やさしくていねいな暮らし。
そんな暮らしの中で大切にしたいのが「季節のこと」。
ケノコトでは、七十二侯に沿ったていねいな暮らしをご紹介します。
二十四節気『小寒』
二十四節気の第23番目の節気である「小寒(しょうかん)」。小寒は、1月5日~1月19日頃を言います。
「小寒」は暦のうえで寒さがいよいよ厳しくなる「寒の入り」です。この日から節分までを「寒」といい、寒に入るため「寒の入り」と言います。
江戸時代に書かれた暦の解説書「暦便覧」には「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と書かれており、ますます冷え込み厳しい寒さが続く時期の到来です。
この 「寒」 の時期に出す手紙が「寒中見舞い」です。
また、この小寒の時期の天候が次の麦の収穫を左右すると言われ、小寒の9日目「寒九」に降る雨は「寒九の雨」と呼び、豊作の兆しとして喜ばれました。寒九の日にくんだ「寒九の水」で薬を飲むと良く効く、とも言われています。
七十二侯『雉始雊』
末候(1月15日~1月19日頃)雉始雊 (きじはじめてなく)
オスのキジ(雉)が繁殖期に入りメスのキジへの求愛行動で鳴く季節です。
キジは日本の国鳥です。
桃太郎と一緒に鬼退治に行ったことでも強いイメージがありますが、実際にアオダイショウなどの最大級のヘビなどの天敵にも攻撃します。
色とりどりの羽と赤い顔で有名なオスとは反対に、キジのメスはヤマバトのような落ち着いた羽に包まれ、母性愛が強い鳥です。
母性愛が強いメスと果敢に外敵から家族を守るオスの強さの両面を持ち合わせたキジはなんとも日本人らしく、国鳥であることも納得ができます。
『小寒』の旬
七草粥
七草粥はかつて宮中行事で食べられていたもので、食べると邪気を払い、万病を防ぐとも言われています。
疲れた胃を休めよう『全部いえるかな?七草粥のコト』
【食育のコト】七草粥で元気な一年を
大根
大根は春の七草のひとつ「すずしろ」のことでもあります。生でも加熱しても、さまざまな料理でおいしくいただけます。
作り置き常備菜シリーズ『アラで作ろう!ブリ大根』
ボリューム満点‼︎ でもとってもヘルシー♪『出汁大根と鶏つくねの重ね焼き』
ふぐ
ふぐはおなかを膨らませるとまん丸になるかわいらしい姿が特長ですが、冬に旬を迎える美食の魚としても有名です。ふぐの刺身も美味しいですが、この時期はやはり「ふぐ鍋」ですね。
出来事
開運招福・商売繁盛!『酉の市』は下町情緒を楽しめる霜月の風物詩
記事 / 飯田あゆみ
本業では化粧品のマーケティングをするかたわら、ママであり、ライター、投資などワークライフバランスを大切にした副業をしています。食やおうち時間を快適に過ごす方法など、家族との生活を充実させるための方法を探求することが趣味です。
おすすめ記事
【七十二侯のコト】第六十七候「芹乃栄」
【七十二侯のコト】第六十六候「虹蔵不見」
【七十二侯のコト】第五十七候「金盞香」
【七十二侯のコト】第五十六候「地始凍」
【七十二侯のコト】第五十五候「山茶始開」
このカテゴリの記事

【七十二侯のコト】第六侯「草木萌動」

インテリアで恋を呼ぶ『恋愛運をあげる風水のポイント』

専門家に聞きました~不妊症・不妊治療のコト~

【七十二侯のコト】第五侯「霞始靆」
関連記事

そろそろ考えてみる?『「不動産投資」のきほん⑥ ~購入の流れ(後編)~』

100人100色ー自分の心の声と向き合いながら業種を超えて様々なことに挑戦し続けるー小川雅代さんのお話し

ハードワークを乗り切る秘訣 その日の疲れを残さない毎日のすすめ

発達・育児相談室から『これって甘やかしすぎ!?』

いつもの家事も「家事リスト」で時短『手早く!お風呂掃除のコツ』

コメント