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まめ知識 2021.01.22

冬土用入りで体のメンテナンスを

1月も半ばを過ぎ、やっと日常生活のリズムが戻って来た頃。同時に、疲れもたまってくる頃かもしれません。この時期、ちょうど冬土用入りがやってきます。「土用」と聞くと、夏のイメージが強いですね。土用は、年に4回あります。今回は冬土用についてご紹介します。

土用っていつ?

日本の生活と切り離せない四季。
現代の季節感覚と少しずれている印象もありますが、暦の上では立春・立夏・立秋・立冬の四立(しりゅう)が季節の変わり目。
土用は、それぞれの季節の変わり目の前18日前後の期間を指します。そのため、土用は年に4回あるということ。夏だけではなかったのですね。

今年の冬土用入りは1/17、土用明けは2/2。日数にして17日間です。年によって前後しますが、冬土用は1月後半~2月初めの時期となります。よく聞く「丑の土用」は、土用期間中の丑の日のこと。今回、冬土用期間の丑の日は1/17と1/29。もちろん、他の土用期間にも丑の日は1~2日ほど巡ってきます。

土用とは?

土用とはいったい何なのでしょうか。由来を調べてみました。土用は、中国の五行思想(ごぎょうしそう)に由来しています。五行思想とは、「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立っている」という思想。別名、五行説(ごぎょうせつ)とも言われています。

5つの元素はそれぞれ、
木 ・・・ 「春」の象徴
火 ・・・ 「夏」の象徴
土 ・・・ 「季節の変わり目」の象徴
金 ・・・ 「秋」の象徴
水 ・・・ 「冬」の象徴
となっています。土は季節の変わり目の象徴なので、土用が「土旺用事(どおうようじ)」と言うのです。

土用の期間中にしてはいけないこと


土用は、土公神(どこうしん、どくしん)という土の神様が支配している期間であると考えられています。そのため、土用の期間中は土木工事など行わないほうがいいと言われていますが、これでは困ってしまいますね。

しかし、土用でも間日(まび)というものがあります。この日であれば、支障がないのです。この間日は季節の土用により、それぞれ次のように十二支の日で決まっています。

春土用 ・・・ 巳・午・酉の日
夏土用 ・・・ 卯・辰・申の日
秋土用 ・・・ 未・酉・亥の日
冬土用 ・・・ 寅・卯・巳の日

冬土用であれば、期間中の寅・卯・巳の日が間日。この日であれば大丈夫だと言われています。

土用の食べ物

土用の丑の日といえば、うなぎ。
これは江戸時代の学者、平賀源内(ひらがげんない)による発案だと言われています。実はうなぎの旬は冬。夏の売り上げが悪く、うなぎ屋のために源内が「本日 土用丑の日」という宣伝を考えたのです。これが現在まで続く習慣となったのですね。

もとは「丑の日に「う」のつくものを食べると病気にならない」という言い伝えがありました。例えば、梅干し・うどんなどです。
冬土用が旬の食べ物で、「う」は付きませんが「土用の丑の日に食べるとよい」とされているものに寒蜆(かんしじみ)や寒卵(かんたまご)もあります。
うなぎだけではないのですね。

今回は、冬土用入りについてのお話でした。
ちょうど一番寒くなってくる時期とも重なります。体調を崩さないように、うなぎはもちろんですが旬の食べ物を取り入れてホッと一息ついてみるのはいかがでしょうか。

記事 / 葉月 智世

季節を感じ、日々の暮らしを丁寧に過ごすことをモットーにしています。ジャンルにとらわれず、幅広い記事を書いていますが、特に歳時記や行事ごとを無理なく暮らしに取り入れることが得意。

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