
【七十二侯のコト】第七十二候「鶏始乳」
食卓からはじまる、やさしくていねいな暮らし。
そんな暮らしの中で大切にしたいのが「季節のこと」。
ケノコトでは、七十二侯に沿ったていねいな暮らしをご紹介します。
二十四節気『大寒』
二十四節気の第24番目の節気である「大寒(だいかん)」。大寒は、1月20日~2月3日頃を言います。
「大寒」は1年で最も寒さが厳しい季節です。大寒は冬の最後の節気であり、二十四節気の最後の節気でもあります。つまり、大寒の後の春は目前です。
寒風にさらして仕込む凍み(しみ)豆腐や寒天などの乾物を始め、大寒の寒さを活かして作られる食べ物やちぢみほうれん草などの葉物が作られています。昔ながらの栽培方法で寒さに耐えられるよう葉に厚みが出るため、糖度が上がりうまみが増すと言われています。
大寒の最後の日は節分で、翌日が立春です。
日が少しずつ長くなり、暖かく春に近づいていくのを感じることも多いのではないでしょうか。
七十二侯『鶏始乳』
末候(1月30日~2月3日頃)鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)
いよいよ大寒の末候「鶏始乳」になりました。寒さ厳しい季節ですが、いよいよ七十二候の最後の候で冬の終わりです。次の第一候は立春「東風氷を解かす」で、春になります。
「乳」は「とやにつく」と読み、春の訪れを感じた鶏が、鳥小屋に入り卵を産み始める頃という時候です。
鶏は夜明けを知らせるイメージがあります。そのため古来より鶏は、神や精霊の活動する夜と、人間が活動する日中との境界を告げる霊鳥と位置づけられてきました。
長い冬の終わりと春の訪れを告げるのにぴったりの動物です。
また、旧暦の最終日は節分です。晦日である節分には、1年の終わりに豆をまき鬼を追い払い、福を招き入れます。節分に豆まきをする意味を知ると、気分を一心して新しい春を迎えられそうですね。
『大寒』の旬
ぶり
ぶりは成長段階に合わせ、名前が変わる「出世魚」の代表です。冬の味覚の代表でもあり、「かんぱち」や「ひらまさ」などの寒い時期においしい魚もぶりの仲間です。
ぶりの唐揚げ 薬味ソース

ぶりを美味しくさせる一手間がとっても大事『ぶり大根』

ごぼう
ごぼうは食物繊維を豊富に含み、身体の毒素を促すため血液の浄化につながります。お肌の調子も良くなるため美食食材の1つです。
定番おかずにも雑穀をプラス!新食感がおいしい『ひえ入りきんぴらごぼう』
食物繊維が足りないときに『カリカリごぼうの唐揚げサラダ』
金柑
金柑はビタミンCを豊富に含み、実は小さいですが、皮ごと食べれるため、風邪を引いた時や食欲がない時にもおすすめの食材です。
のどが痛いと感じたら。まるごと使いたくなる『金柑』がもつ秘密ゴト
出来事
鬼は外〜!『鬼の福笑いを手作り』の節分おもちゃで遊ぼう!

記事 / 飯田あゆみ
本業では化粧品のマーケティングをするかたわら、ママであり、ライター、投資などワークライフバランスを大切にした副業をしています。食やおうち時間を快適に過ごす方法など、家族との生活を充実させるための方法を探求することが趣味です。
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