
【七十二侯のコト】第二侯「黄鶯睍睆」
食卓からはじまる、やさしくていねいな暮らし。
そんな暮らしの中で大切にしたいのが「季節のこと」。
ケノコトでは、七十二侯に沿ったていねいな暮らしをご紹介します。
二十四節気『立春』
二十四節気の第1番目の節気である「立春(りっしゅん)」。立春は、2月4日~2月18日頃を言います。
※2021年のみ125年ぶりに立春の始まりが2月3日に日付が変わります。
「立春」は二十四節気のはじめの節気で、春の始まりです。寒さはまだ厳しいと感じつつも、少しずつ日が長くなり春の訪れを感じることも多いのではないでしょうか。
冬の間、葉をつけず裸だった木々たちも次第に芽吹く頃。
立春になると温かい地域では梅の花が咲き始めたり、春の訪れが感じられる季節です。
旧暦を利用していた時代では、立春が一年の始まりとされていました。さまざまな決まりごとや農作業の目安を表す「八十八夜」などの表現は立春が起点になっています。
春に向けて気持ちを一新し、一足早く何か新しいことを始めるのに良い季節です。
七十二侯『黄鶯睍睆』
次候(2月9日~2月13日頃)黄鶯睍睆 (うぐいすなく)
立春も次候になり、第二候は「黄鶯睍睆」です。
「黄鶯(コウオウ)」は「うぐいす」のことで、「睍睆(ケンカン)」は、声の美しい様子を表す擬態語です。
立春の次候になり、うぐいすが山里で鳴き始める季節になりました。
うぐいすは、その美しい鳴き声からオオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥の一つです。
また、うぐいすは別名「春告鳥」や「報春鳥」と呼ばれ、春を告げる鳥の代表核でもあります。
うぐいすの初鳴きを「初音 (はつね)」と言い、初音は久しぶりに声を出したうぐいすが声の調子を整えている頃です。
上手に鳴けないうぐいすの声を聞くのも微笑ましく、寒さの中でもほっこりしますね。
『立春』の旬
ふきのとう
雪解けの土の中から緑色のかわいらしい姿をのぞかせる「蕗の薹(ふきのとう)」は春の訪れを告げる代表格の食材です。ほろ苦い香りが新しい春の息吹を感じさせます。
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鰆(さわら)
魚に春と書いて「鰆(さわら)」は立春に旬を迎えます。ふきのとうと並び、春の訪れを告げる食材です。
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白魚(シラウオ)
白魚は透き通った白い姿が上品で綺麗な10cm程度の魚です。濁りのない白さが新しい季節にふさわしい旬の食材です。
出来事
旧暦で今日が新年!『立春大吉』で縁起を担ごう
記事 / 飯田あゆみ
本業では化粧品のマーケティングをするかたわら、ママであり、ライター、投資などワークライフバランスを大切にした副業をしています。食やおうち時間を快適に過ごす方法など、家族との生活を充実させるための方法を探求することが趣味です。
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