
【七十二侯のコト】第十一侯「桜始開」
食卓からはじまる、やさしくていねいな暮らし。
そんな暮らしの中で大切にしたいのが「季節のこと」。
ケノコトでは、七十二侯に沿ったていねいな暮らしをご紹介します。
二十四節気『春分』
二十四節気の第4番目の節気である「春分(しゅんぶん)」。春分は、3月20日~4月3日頃を言います。
二十四節気の「春分」の時期から、夏至に向かって日が長くなっていきます。
花冷えという言葉があるように夜は冷えたり寒くなる日が時々ありますが、この時期は昼と夜がほぼ同じ長さです。
少しずつ延びてきた日の長さから春の訪れ感じる方も多いのではないでしょうか。
日本の祝日である「春分の日」は、自然に感謝をし、たたえ、生物を愛しむ日です。
空を見上げてほころび始める桜や足元の美しい菜花、花の周りを踊る虫などに改めて意識すると気持ちが前向きになりますよ。
七十二侯『桜始開』
次候(3月25日~3月29日頃)桜始開 (さくらはじめてひらく)
春分も次候に入り、いよいよ桜の花が咲き始める「桜始開 (さくらはじめてひらく)」になりました。
「花見」といえば桜を思い出すほど、日本人にとって桜は花の代表格です。
まだ肌寒いころに咲く「河津桜」も有名ですが、この頃によく見る桜は8割が「ソメイヨシノ」。
開花からおよそ1週間で満開になりますが、うっすらとしたピンクの花が少しずつ満開に近づいていく様子に心が躍ります。
この時期は新たな環境に変わり、楽しみながらも疲れもたまりやすい季節。
そんな時は光を透過するような桜の花を見上げると、美しさに心が洗われるので落ち着きますよ。
『春分』の旬
ふき
ふきは、ほろ苦さとしゃっきりとした食感が特長の数少ない日本原産の野菜です。ふきのとうは、葉が開く前のふきの花のつぼみの部分です。
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鯛
鯛には「腐っても鯛」ということわざの通り、うまみ成分のイノシン酸が時間が経っても分解されず美味しくいただけます。
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あさり
あさりは鉄を多く含み貧血予防にも効果があるため、女性は積極的に取ると良いでしょう。
鉄の吸収を促すビタミンCを含むキャベツやトマトなどの食材と一緒に取ると、より効果的です。
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出来事
寒さも彼岸まで。もうすぐ来る春の訪れ前の『お彼岸』について知っておくコト。
記事 / 飯田あゆみ
本業では化粧品のマーケティングをするかたわら、ママであり、ライター、投資などワークライフバランスを大切にした副業をしています。食やおうち時間を快適に過ごす方法など、家族との生活を充実させるための方法を探求することが趣味です。
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