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食のコト 2021.09.01

スパイスから作るカレーの簡単おすすめレシピをご紹介!

子どもから大人まで人気で日本人に馴染む深いカレーは、家庭でも作る頻度が高い料理です。そんなカレーは、市販のルーで作る方の方が多いかと思いますが、スパイスから作ることで自分好みのカレーにすることができます。

この記事では、カレーのスパイスとその特徴、おすすめのレシピについて紹介します。

スパイスの働き


カレーの食欲を増進させる独特の香りと味わいは、スパイスを調合して作ったルーによるものです。そんなスパイスですが、カレーに使うことで大きく分けて、香りづけ・辛味付け・色付けの3つの働きをしています。

香りづけ

香りづけはスパイスの働きでも重要な役割を果たしていて、カレーのエスニックな食欲をそそる香りを出すには欠かすことはできません。しかし、使用するスパイスによって香りが異なるため、好みの香りのスパイスを見つけて、使い分けていくことが大切です。

辛味付け

カレーのクセになる辛味付けも、スパイスの重要な働きの1つです。辛味を加えることで、食欲を増進させることにもつながります。しかし、使用するスパイスによって辛さのレベルが異なり、辛さが強すぎると和らげることは困難です。

いつも使っていないスパイスを使用する時は、少量ずつ入れて様子を見ながら調合していきましょう。

色付け

スパイスには鼻や舌に訴求するだけではなく、色付けをすることで、見た目でも食欲を増進させる働きがあります。カレーに使用されるスパイスは茶色っぽいものが多いですが、華やかな色付けのスパイスを加えることで、カレーの色合いを変化させることができます。

スパイスを買うおすすめの場所

家でカレーを作る場合には、既にスパイスを調合された市販のルーを買うことが多く、スパイスから調合するのはハードルが高く感じるのではないでしょうか?

しかし、カレーに使うスパイスはさまざまな場所で手軽に買うことができます。ここでは、スパイスを買うことができるおすすめの場所について紹介します。

100均ショップ

100均ショップでもスパイスを買うことができます。スパイスからカレーを作るのはハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、1つ100円ならば気軽に挑戦することができますね。

注意点としては、売られていないスパイスもあるため全て揃わないことがあります。

スーパー

スパイスはカレーの食材をスーパーで買う時に一緒に買うことができ、スーパー1か所で完結することができます。スパイスの種類も一通り揃っていて、マニアックなスパイス以外は揃えることが可能です。

また、店舗数が増えている業務スーパーならば、本格的なスパイスを取り揃えていて、一般的なスーパーでは手に入らないスパイスを買うことができます。

コスパよく買いたい場合はスパイス専門店へ

スーパーや100均ショップで販売しているスパイスは、量が少なく1、2回の調理で使いきってしまうことが多く割高感があります。

しかし、スパイス専門店ならば品揃えだけでなく容量が多いことから、1回分にかかる費用を抑えることができ、コスパに優れています。使うスパイスが固定されてきたら、スパイス専門店で買うことをおすすめします。

カレー作りの基本の6つのスパイス


カレー作りに使われる基本のスパイスは、ターメリック・チリペッパー・カルダモン・オールスパイス・クミン・コリアンダーの6つです。これらのスパイスには、それぞれ異なる特徴があり、カレー以外の使い方もされています。

ターメリック

ターメリックはショウガ科の植物の根茎で、粉末状にして調合することで、カレーの黄色っぽい色付けの主役となるスパイスです。ターメリックの原産地は、インドを中心としたアジアの熱帯地域で、「インドのサフラン」とも呼ばれています。

特徴

ターメリックは、料理の色付けをするだけではなく風味も独特で特徴があります。また、調味料としてだけでなく、中国では昔から漢方薬の材料としても重宝されています。

ターメリックの色は、「クルクミン」という色素成分によるものです。クルクミンは脂溶性のため、油と一緒に使用することで、よりキレイな色を引き立たせることができます。

カレー以外でおすすめの使い方

ターメリックはショウガ科の植物で、カレーなどの料理に使われることが多いですが、予防医薬の効果が高く漢方薬としても利用されています。日本では「ウコン」とも呼ばれていて、肝臓機能の改善に高い効果を期待できます。

そのため、アルコールを分解する力が高まり、二日酔いの予防に使われています。また、生活習慣病の予防にも期待できます。

チリペッパー

チリペッパーはカレーの辛味付けに欠かせない、赤唐辛子を乾燥させて、粗びきやパウダーにしたスパイスです。チリペッパーの分量を変えることで、カレーの辛さを調整することができます。また、カレー以外の料理にも辛味を加える目的で重宝されています。

特徴

チリペッパーは同じ赤唐辛子でも、乾燥させて一味唐辛子よりも粗くを挽くことで、辛味が素材に馴染みやすくなります。また、辛味成分の「カプサイシン」は、発汗作用を高める働きもあり、ダイエット効果に期待できます。

しかし、過剰に摂取してしまうと胃腸を傷めたり、発がんのリスクが上がるため注意が必要です。

カレー以外でおすすめの使い方

チリペッパーは、カレー以外にも料理の辛味付けなどの食用に使われることが多いスパイスです。また、医薬品としても使用されていて、健医薬、凍瘡・凍傷の治療薬、育毛剤としても利用されています。他にも、スプレーにして猛獣よけなどの自衛手段にも用いられています。

カルダモン

カルダモンはショウガ科の植物の種子から作られた、甘いエキゾチックな香りながらミントに類似した、爽やかな香りのスパイスです。カルダモンを加えることで、カレーの辛さを際立たせながら、爽やかな香りを加えることができます。

特徴

カルダモンはその独特な香りから「スパイスの女王」とも呼ばれていて、歴史の古さから「最古のスパイス」とも呼ばれています。最大の生産国はグアテマラとなっていて、高い健康効果にも期待でき、昔から生薬として使用されています。

カレー以外でおすすめの使い方

カルダモンのカレー以外の使い方として、北欧ではパンやお菓子の香りづけに使用されています。また、中東諸国の一部では、カルダモンを挽いてコーヒーにして飲まれています。古代では、高い殺菌力や防腐性に注目されて、解毒剤としても活用されたスパイスです。

オールスパイス

オールスパイスは、「シナモン・クローブ・ナツメグ」の3つ香りを併せ持つスパイスです。カレーに加えることで、爽やかな香りだけでなく、味わいが深くなってコクを出すことができます。また、香りが似ているスパイスを一緒に使うことで、強いクセを和らげることができます。

特徴

3つの香りを持ち合わせていることから、和名では「百味胡椒」とも呼ばれています。また、万能香辛料として多くの素材と相性が良く、甘い味付けの料理から辛い料理まで、世界中の幅広い料理に使うことができます。

カレー以外でおすすめの使い方

万能香辛料として使用されているため、カレー以外の多くの料理の隠し味や、香りづけ・食材の臭み消しに利用することができます。また、防腐性に優れていることから北欧では、遠洋漁業で獲った魚を一緒に樽に入れることで、魚が腐るのを防いでいると言われています。

クミン

クミンの香りは、「カレーの香り」と例えられるほど、スパイシーな刺激的な香りが特徴のスパイスです。そのため、クミンが入っていないカレーは一般的なカレーような香りがないことから、スパイシーなカレーには欠かすことができないスパイスと言われています。

特徴

香りが特徴的なクミンはせり科の一年草で、中東からインドにかけて自生している植物です。植物学的には果実に分類されていて、インドや北欧ではエスニック料理には欠かせないスパイスとなっています。また、香りを油に移して使うスタータースパイスの代表とされています。

カレー以外でおすすめの使い方

クミンは、インドではカレーに欠かすことができないスパイスとして使用されていますが、中東や北欧ではエスニック料理に重宝されています。日本では、ヨーグルトにクミンを入れて食べることで、ダイエット効果を高めることができると話題になっています。

コリアンダー

コリアンダーは、タイ語でパクチーと呼ばれているスパイスで、カメムシに似た匂いと甘い香りが特徴的なスパイスです。カレーにコリアンダーを加えることで、他のスパイスとの整合性をとり、まとめ役としての働きをします。

そのため、クミンを入れていないカレーは、どこか落ち着かない味わいに仕上がります。

特徴

クミンの特徴は、なんといってもカメムシに似た甘い香りで、好き嫌いが分かれやすいスパイスです。クミンには消化吸収を促進させる働きや、リラックス効果・不眠の予防にも効果があるとされていて、古代エジプトでは調理だけでなく医療品としても使用されていました。

カレー以外でおすすめの使い方

クミンはカレー以外にも、パンや料理などの香りづけに使用されていて、料理のとろみづけにも利用されています。また、消臭効果にも優れていて、肉料理の臭み消しに使用することができます。しかし、日本料理とは相性が良くないため、エスニック料理を中心に使用するようにしましょう。

スパイスから作るカレーの簡単レシピ


カレーを作る基本となる6つのスパイスについて紹介しましたが、基本のスパイスを知っておくことで、自分の好みに合ったカレーを作ることができます。作り方も難しくはありませんので、ぜひ作ってみて下さいね。ここでは、スパイスから作る簡単なカレーのレシピについて紹介します。

バターチキンカレーの簡単レシピ

具材は鶏肉だけですが、ヨーグルトの風味とバターのコクに、トマトの酸味が加わってクリーミーでまろやかなカレーに仕上がります。

材料2人分
・鶏もも肉・・・250g
・バター・・・30g
・トマト水煮・・・400g
・(A)ターメリック・・・小さじ1杯
・(A)チリペッパー・・・小さじ1杯
・(A)カルダモン・・・小さじ1杯
・(A)オールスパイス・・・小さじ1杯
・(A)クミン・・・小さじ1杯
・(A)コリアンダー・・・小さじ1杯
・(A)すりおろし生姜・・・小さじ2杯
・(A)すりおろしニンニク・・・小さじ2杯
・プレーンヨーグルト・・・200g
・牛乳・・・大さじ4杯
・鶏がらスープの素・・・大さじ1/2杯

①Aを混ぜ合わせて、鶏もも肉を食べやすいサイズに切ってポリ袋に入れて、Aを加えて20分ほどもみ込む。

②トマトの水煮とバターを鍋に入れて沸騰させ、①の鶏肉を汁ごと加えてから、鶏がらスープの素を入れて、かき混ぜながら弱火で30分ほど煮込む。

③煮込み終わったら牛乳を加えて、かき混ぜながら5分ほど煮込むと完成です。

彩り野菜カレーの簡単レシピ

カレーのスパイシーな味わいに、鶏肉と野菜の旨みが加わったことで、見映えだけでなく栄養もしっかり摂れるカレーになります。なお、入れる野菜はお好みで変更しても大丈夫です。

材料2人分
・鶏もも肉・・・250g
・なす・・・2本
・ブロッコリー・・・1/2個
・パプリカ・・・1/2個
・オリーブオイル・・・大さじ1杯
・・(A)ターメリック・・・小さじ1杯
・(A)チリペッパー・・・小さじ1杯
・(A)カルダモン・・・小さじ1杯
・(A)オールスパイス・・・小さじ1杯
・(A)クミン・・・小さじ1杯
・(A)コリアンダー・・・小さじ1杯
・水・・・600g

①鶏もも肉・なす・ブロッコリー・パプリカを、食べやすいサイズに切って、Aを混ぜ合わせておき、フライパンをオリーブオイルで熱します。

②鶏もも肉を火が通るまで加熱したら、なす・ブロッコリー・パプリカを加えて炒めて、水を入れてからひと煮立ちさせます。

③火を止めてAを加えて、しっかり溶かしながらひと煮立ちさせたら完成です。

キーマカレーの簡単レシピ

お肉と野菜の旨みが詰まったキーマカレーです。材料もシンプルで簡単に作ることができ、白ご飯との相性がバッチリです。

材料2人分
・合いびき肉・・・300g
・玉ねぎ・・・1玉
・トマト・・・1玉
・なす・・・1本
・(A)ターメリック・・・小さじ1杯
・(A)チリペッパー・・・小さじ1杯
・(A)カルダモン・・・小さじ1杯
・(A)オールスパイス・・・小さじ1杯
・(A)クミン・・・小さじ1杯
・(A)コリアンダー・・・小さじ1杯
・プレーンヨーグルト・・・大さじ3杯
・すりおろし生姜・・・小さじ1杯
・すりおろしニンニク・・・小さじ1杯
・サラダ油・・・大さじ2杯
・水・・・100ml
・醤油・・・小さじ2杯

①玉ねぎは薄切りに、トマトはざく切り・なすは乱切りにカットして、Aを混ぜ合わせる

②鍋にサラダ油を入れて熱して、生姜とニンニクを炒めてから、玉ねぎをきつね色になるまで中火で炒めて、合いびき肉を加えて炒める

③Aを加えて炒め、トマト・ヨーグルト・醬油・水を加えて混ぜながら弱火で10分ほど煮込む

④水分がなくなるまで煮詰めてから、なすを加えて火が通ったら完成です。

まとめ

いかがでしたか?市販のルーを買ってくるほうが調理は簡単ですが、スパイスから作ることで、自分好みのカレーを作ることができます。作り方も決して難しいことはなく、スパイスも手軽に手に入れることができるため、ぜひスパイスからカレーを作ってみて下さいね。

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