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食のコト 2022.03.19

冷凍鶏肉をレンジでおいしく解凍する方法をご紹介!

お肉の中でも比較的安価な鶏肉は、栄養も豊富で食べ応えもあり、家庭の食卓には欠かせない食材の1つです。そんな鶏肉ですが、特売などでまとめ買いをして冷凍することも多く、解凍方法次第でおいしさが大きく異なります。

この記事では、レンジを使った簡単でおいしく冷凍鶏肉を解凍する方法について紹介します。

解凍度合いは「半解凍」がべスト


冷凍庫でカチカチに凍った鶏肉を、おいしく調理するためにはどのくらいまで解凍すればいいのでしょうか?その答えは、半解凍状態で解凍作業を終えることです。半解凍の状態とは、外は解凍できていて、内部は解凍が出来ていない状態です。

なぜ半解凍状態がベストかというと、解凍しすぎてしまうと鶏肉の旨みや食感が損なわれるだけでなく、雑菌が増殖しやすくなり食中毒のリスクも上がります。

また、解凍がほとんど出来ていない状態で料理に使うと、火の通りにムラができる原因になってしまいます。そのため、半解凍状態で料理に使用することが、冷凍鶏肉をおいしく食べるためには重要です。

鶏肉をレンジで解凍する際のポイント

鶏肉を解凍する方法はいくつかあり、冷蔵庫での自然解凍や氷水に浸して解凍していく方法があります。冷蔵庫や氷水を使って解凍するのは、鶏肉の旨みを逃さない解凍方法として優れています。しかし、解凍に時間がかかりすぎて、すぐ料理に使えないというデメリットがあります。

そこで、素早く解凍したい方におすすめなのが、レンジを使った解凍方法です。他の方法よりも鶏肉の旨みを逃すリスクはありますが、ポイントを抑えておくことでリスクを減らし、短時間で解凍が可能です。

ドリップを抑える

鶏肉の解凍時に旨みを逃してしまうのは、赤い汁のドリップが、鶏肉の内部から流れ出てしまうことが原因です。ドリップは血のように見えますが、鶏肉から出た水分であり旨み成分を含んでいるため、流れ出てしまった分だけ旨みが失われてしまいます。

また、水分が失われるということは、鶏肉が乾燥してパサつきやすくなるだけでなく、傷みやすくなるリスクが上がります。そのため、鶏肉をおいしく解凍するには、如何にドリップを流れ出さないで解凍できるかというのが、大事なポイントとなります。

過加熱に気を付ける

レンジで熱を加えることで、鶏肉を短時間で解凍することができます。しかし、鶏肉の表面に急激に熱が加わることで、ドリップが出やすくなり旨みが損なわれるリスクは上がります。また、半解凍状態で解凍を終えるためには、加熱しすぎないように気を付けることが重要です。

短い時間で解凍を繰り返す

解凍しすぎてドリップを出さないためにも、熱を加えすぎないように解凍していく必要があります。方法としては、加熱時間を短く設定して、一気に熱が鶏肉に加わらないようにします。

レンジの設定は10秒が最短時間なことが多いですが、必要に応じては秒単位で加熱時間を調整しながら、短い加熱を繰り返してドリップを抑えながら解凍しましょう。

解凍ムラに気を付ける

ほとんどの電子レンジでは、表面から加熱されていくため、一回で解凍しようとするとどうしても解凍ムラが出てしまいます。解凍ムラが出るということは、調理した時の火の通りが均一にならないことに繋がるので望ましくありません。解凍ムラが出ないように解凍していきましょう。

上下を返しながら解凍する

解凍ムラなく解凍していくためには、加熱しすぎないように短い時間で上下を返しながら解凍していくことです。しかし、注意しなければならないのは、上側を解凍した場合でも下側にも熱が加わっているので、ひっくり返した場合は少し時間を短くすることです。

一番大事なことは、ドリップを抑えて半解凍に解凍ムラなく解凍することです。そのため、鶏肉の状態を見ながら解凍していきましょう。

鶏肉をレンジでおいしく解凍するための下準備


鶏肉をおいしくレンジで解凍していくポイントを抑えたら、解凍する下準備をしていきます。冷凍された状態で、そのままレンジで解凍される方もいらっしゃいますが、おいしく解凍できる方法とは言えません。この準備をしっかりしておかないと、鶏肉を上手に解凍することは出来ません。

キッチンペーパーを敷く

鶏肉をレンジに入れる時には、耐熱皿に載せてから加熱していきます。しかし、その時にキッチンペーパーを皿に敷いてから鶏肉を置くことで、おいしく解凍するサポートをしていきます。それは、解凍時に出てしまう鶏肉の水分やドリップを、キッチンペーパーが吸い取ってくれることです。

表面に水分やドリップが付着していると、臭みや雑菌の原因となるので、キッチンペーパーを敷いてから解凍しましょう。

鶏肉はラップや密閉袋から取り出す

鶏肉はラップで包んで密閉袋に入った状態で冷凍されていることが多いですが、ラップや密閉袋を外してから加熱する必要があります。ラップや密閉袋をしたままレンジで加熱すると、熱が内部に滞留してしまうので、解凍しすぎてしまうリスクがあります。

そのため、ドリップが出てしまう可能性が高まるため、必ずラップや密閉袋は取り出してからレンジに入れましょう。

鶏肉をおいしく解凍するレンジの使い方


おいしく解凍するポイントと下準備が出来たら、レンジで加熱していきましょう。しかし、レンジで熱を加えて解凍を進めていくので、ドリップを極力出さないように気を付けて解凍していきましょう。
ここでは、レンジを使って鶏肉をおいしく解凍する方法について紹介します。時間がなくて急いで鶏肉を解凍したい方は、ぜひ抑えておいてくださいね。

ワット数は200W以下がベスト

レンジで加熱する熱量が強いほど、鶏肉に急激に熱が加わって状態が変化するため、レンジのワット数も注意が必要です。レンジの機能に、半解凍モードや完全解答モードなどの解凍機能が搭載されているレンジならば、解凍機能を使えば大丈夫です。

しかし、解凍機能が無いレンジの場合は、一番低いワット数に設定しましょう。できれば、弱モードで100W~200Wで設定できればベストです。また、解凍機能が搭載されていても、完全解凍機能の場合は、解凍しすぎに気をつける必要があります。

解凍時間は上下で1分ずつ

解凍をしていくレンジのワット数とともに、解凍時間も重要なポイントになってきます。おいしく解凍するポイントでも紹介しましたが、レンジは一定方向に熱が加わるため、解答を進めていくと、解凍ムラが出てきやすくなります。

解凍ムラを出さないように、弱モードで1分加熱したら、上下を返して1分加熱します。それを鶏肉の状態を確かめながら、外側が解凍できて内側が凍っている半解凍の状態になるまで、繰り返して解凍していきます。時間はあくまで目安で、鶏肉の状態によっては加熱時間を短くしましょう。

「半解凍」機能で解凍する

レンジに「半解凍」機能が搭載されている場合は、迷わず機能を使いましょう。温度設定の心配がなく、気にするのは時間だけです。また、鶏肉の重さによって、解凍目安時間が記載されていることが多いので失敗するリスクが低くなります。

しかし、あくまで目安ですので、ある程度解凍出来てきたら、様子を見ながら解凍していくことをおすすめします。

「全解凍」は途中で止める

半解凍の機能は無くても、「全解凍」ならば搭載されているレンジも多いのではないでしょうか。その場合は、弱モードよりも「全解凍」機能を使って解凍していくことをおすすめします。しかし、全解凍機能で最後まで解凍してしまうと、解凍しすぎになります。

そのため、設定時間の30%で加熱を止めて、様子を見ながら短時間ずつ解凍を進めていきましょう。

解凍した鶏肉がまずくなる理由

レンジで鶏肉を解凍する場合に、抑えるポイントが多くて大変なように感じると思います。では、なぜ解凍した鶏肉はまずくなることがあるのでしょうか?それには、大きく2つの原因があります。

1つ目は鶏肉の味を左右するのは肉内部の水分で、水分が抜けることで細胞が破壊されて、旨み成分が含まれたドリップが出るためです。また、水分が抜けることで鶏肉がパサつき、食感が悪くなることも影響しています。
2つ目は、解凍時ではなく冷凍する時に上手に冷凍出来なかったことも、おいしさを損なう原因となります。お肉の鮮度が落ちるのを防ぐために、冷凍保存するのですが、内部まで凍結しないと意味がありません。そのため、冷凍時にはある程度急速冷凍する必要があります。

また、家庭の冷凍庫は開閉頻度が高いため、温度が一定になりにくいのも鶏肉の劣化を早める原因と言えます。

鶏肉をもっとおいしく解凍する方法

ここまではレンジを使用して、鶏肉をおいしく解凍する方法について紹介しましたが、レンジでの解凍はあくまで時間効率を重視した方法です。そのため、おいしく解凍するという観点でみれば、ベストな解凍方法ではありません。

それでは、どのように冷凍鶏肉を解凍すれば、おいしく解凍できるのでしょうか?ここでは、鶏肉をレンジを使うよりもおいしく解凍する方法について紹介します。

急な温度の変化を避ける

そもそもなぜレンジを使った解凍方法が、おいしさを重視した解凍方法ではないのかといえば、凍った鶏肉の表面に急激な温度変化が起こるからです。急激に鶏肉の温度が変化することで、肉の旨み成分が含まれるドリップが出やすくなり、水分が抜けやすくなります。

鶏肉のおいしさを保ったまま解凍する条件は、急な温度変化を避けて半解凍の状態にすることです。そのため、おいしく解凍する方法としては、氷水で解凍する方法や冷蔵庫で自然解凍する方法がおすすめです。

氷水で解凍

氷水に冷凍された鶏肉を漬けて解凍することで、急激な温度変化を起こさず解凍することができるため、ドリップが流れ出すことなく解凍することができます。

解凍にかかる時間はレンジに比べて長く、500gの鶏肉で1時間はかかり氷水を30分ごとに交換する手間はかかりますが、おいしく解凍することができます。

デメリットとしては、夏場など気温が高い時期は氷水の交換頻度が上がることと、肉が大きければ解凍に時間がかかることです。しかし、方法はボウルに氷水を溜めて浸すだけなので、料理慣れしていない初心者の方でも失敗しにくくおすすめです。

冷蔵庫で自然解凍

一番確実に鶏肉の品質を保ったまま解凍できる方法が、冷蔵庫での自然解凍です。作業自体も保存袋のまま器に入れて冷蔵庫に移動させるだけなので、手間もかかりません。鶏肉を解凍する理想の方法ですが、ネックとなるのが解凍に要する時間です。

スーパーにパックで売っている量を解凍しようとしても半日かかり、大きくなると1日~2日かかる場合もあります。そのため、すぐに使いたい時の解凍方法としては適さず、献立を立てるなど計画的に合わせて解凍しておく必要があります。

なお、同じ冷蔵庫でも、温度が低いチルド室で自然解凍することで、より品質を保って解凍することができます。

まとめ

鶏肉は家庭料理で使う頻度も多く、他のお肉に比べて安価なことから、冷凍してストックしておくことで節約にも繋がります。時間に余裕がある時は、冷蔵庫で自然解凍か氷水での解凍をおすすめします。
しかし、時短のためレンジで解凍する場合は、ドリップを出さないように紹介した方法で、品質をできるだけ保ったまま解凍してみてください。

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