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食のコト 2021.09.01

簡単で失敗しないオーブンを使ったステーキの焼き方をご紹介!

ご褒美としてのイメージがあったステーキは、最近では特にイベントなどがなくてもお手軽な家庭料理として、家庭の食卓に並んでいる料理です。そんなステーキを家庭で調理する場合は、フライパンで焼いていく人が多いのではないでしょうか。

しかし、フライパンではなくオーブンを使うことで、簡単で失敗せずにステーキをおいしく焼き上げることができます。この記事では、オーブンを使ったステーキの焼き方について紹介していきます。

オーブンはステーキを焼くのに最適

一般的にご家庭でステーキを焼く方法としては、フライパンがもっともメジャーな焼き方となっています。しかし、ステーキをおいしく焼く方法としては、ベストな焼き方とは言えません。

なぜならば、フライパンでステーキを焼く場合には、調理する人の知識や腕次第で焼き上がりに大きな差が出てしまいます。そのため、オーブンはステーキをおいしく簡単に焼く方法としては、最適な調理方法とされています。

では、なぜフライパンよりもオーブンで焼いた方が、ステーキを上手に焼くことができるのでしょうか?ここでは、ステーキを焼く場合にオーブンが優れている理由について紹介します。

誰でも簡単に焼ける

ステーキをオーブンで焼くのとフライパンで焼く場合の違いに、料理の経験や腕前を問わずに、誰でも簡単に焼けるということが挙げられます。では、なぜオーブンだと誰でも簡単にステーキを焼くことができるのでしょうか?

まずフライパンでの調理ですが、火加減や焼き時間など目安はあっても、上手に焼けるかどうかは調理する人の腕によるところが大きいです。しかし、オーブンで調理する場合は、機械的に加熱時間や熱量を設定できることから、料理初心者とベテランでも大差なく焼き上げることができます。

ステーキへのダメージが少ない

ステーキを含めた食材は、調理方法によってはダメージを受けてしまうため、素材の良さが半減してしまうと言われています。いつもステーキをフライパンで焼いている人も多いと思いますが、ステーキ肉に急激に熱が加わっているため、ダメージを受けてしまっていることが多いです。

そのため、いつもおいしく焼き上がっていると思っていたステーキは、実際には素材の良さを半分程しか活かせていなかったりします。そういった意味でもオーブン調理は、周辺の空気を熱してからゆっくり加熱していくため、ステーキ肉へのダメージ少なく調理することができます。

オーブンでステーキをおいしく焼くポイント


ステーキはフライパンで焼くよりも、オーブンで焼く方がいい理由について紹介しましたが、だからといって適当に焼いていいわけではありません。オーブンを使ってステーキをおいしく焼くには、しっかりポイントを抑えてから調理を始めましょう。

決して難しいことではなく、ポイントを抑えておくことで誰でもできることですので、ぜひ抑えておきましょう。ポイントとしては、大きく2つあります。

下味なしで焼く

フライパンでステーキを焼く時には、30分ほどステーキ肉を常温に戻して、焼く直前に塩コショウなどで下味を付けてから焼いていくことが基本となっています。

しかし、オーブンでステーキ肉を焼いていく場合には、一気に焼いていくわけではなくじっくり加熱していくため、冷蔵庫から出して常温に戻す必要はありません。また、塩コショウなどの下味についても、焼き上がるのに時間がかかるため、塩の浸透圧で旨みを含んだ肉汁が出てしまいます。

そのため、オーブンで焼く場合には下味付けはせずに、仕上げの最後の段階で振りかけることがベストです。

天板に網をつける

オーブンでステーキを焼いていくと、ステーキの下面が熱くなり過ぎて、急激に熱が加わってしまうリスクがあります。それを防ぐためには、肉を天板に直接置いて焼くのではなく、脚付きの網に載せてから焼いていきましょう。

肉を網の上に置いて焼くことで、底からの熱がダイレクトにステーキ肉に伝わらず、火の通りが緩やかになります。その結果として、ステーキ肉にダメージを与えず焼くことができ、柔らかくジューシーな仕上がりにすることができます。

オーブンでステーキを焼く下準備


オーブン調理のポイントをしっかり抑えたら、おいしく焼き上げるための下準備をしてきましょう。フライパンで焼く場合と同様に、オーブンでステーキを焼く場合においても、おいしく焼き上げるには下準備が重要になります。

また、フライパンで焼く場合に比べて、オーブン調理では焼き方が誰がやっても同じなため、焼き上がりに差が出にくいです。そのため、裏を返せば下準備の出来具合で、焼き上がりに差が出てきますので、下準備の手順を理解しておきましょう。

常温で戻す

フライパンで焼く場合には、冷蔵庫から常温に戻してから焼き始めることが基本となっています。しかし、ポイントで紹介したように、オーブンでステーキ肉を焼いていく場合には、冷蔵庫からそのままオーブンに入れても大丈夫です。

しかし、これはステーキ肉が冷蔵状態の場合であり、冷凍されている場合はそのままオーブンに入れることはNGです。旨みが含まれているドリップが出ないように、冷蔵庫での自然解凍か氷水で解凍して、10分ほど常温に戻す必要があります。

使うステーキ肉が、冷凍なのか冷蔵なのかによって異なりますので、状況に応じて使い分けるようにしましょう。

スジを切る

ステーキ肉をおいしく焼き上げるというのは、ステーキ肉が硬くならないように柔らかく焼き上げることです。焼き上がったステーキ肉が硬くなる理由として、肉の繊維質が急激に縮み、反り返ったりすることが原因です。

そのため、熱が加わってもステーキ肉が反り返らないようにするには、スジに切れ目を入れて繊維質を短くしておくことで防ぐことができます。
スジを切り方は、赤身と脂身の境目に2㎝感覚で包丁を入れていく方法が基本です。しかし、包丁でスジ切りをするのが面倒な場合は、フォークで刺しながらスジを切っても大丈夫です。ただし、切れ目を入れすぎると肉汁が出やすくなるので、注意が必要です。

油を含ませたキッチンペーパーでステーキを包む

柔らかく焼き上げるためのスジ切りが完了したら、肉旨みを活かすためにアクや臭みを取り除く作業をします。安価なステーキ肉ほどアクや臭みがあるため、この作業をやっておくことで、忘れないようにしましょう。

手順としては最初に、和牛の牛脂を1㎝ほどに切ってステーキ肉の両面に7割程度貼り、「ラクトン」という牛肉の香り成分を移します。その後、牛脂を貼り付けたステーキ肉に、油を含ませたキッチンペーパーで包みます。

使用する油の量は、キッチンペーパー1枚あたり100mlと少し多いですが、アクや臭みを取り除くにはこれくらいの量が必要になります。サラダ油を使うことが多いですが、カロリーが気になる方はオリーブオイルを使うことで、摂取カロリーを抑えることができます。

オーブンを使ったステーキの焼き方


下準備がしっかり出来たならば、いよいよオーブンにステーキ肉を入れてから、おいしく焼き上げていきましょう。フライパンのように調理手順自体は難しくなく、手順通りに調理することで誰でも同じように焼き上げることができます。

しかし、ステーキ肉の状態や厚さによっては加熱時間が前後することもあり、状況に応じて微調整は必要になりますので、慎重に焼いていきましょう。

オーブンを130度で予熱する

下準備の段階でステーキ肉のアクや臭み消しのために、油が染みたキッチンペーパーで包んでいますが、そのまま焼いてはいけませんので注意が必要です。ステーキ肉に油を染み込ませている時間を使って、オーブンを130℃で予熱しておきましょう。

なお、予熱する前に天板の上に網を置き、天板には肉汁を受けるためにアルミホイルを敷いておきましょう。アルミホイルを敷いておくことで、後片付けの手間を減らすことができますので、忘れないように準備しておきましょう。

タイマーを13分にセットし加熱する

予熱でオーブンの中が温まったら、網の上にステーキ肉を載せてから加熱していきます。加熱温度は予熱時と同じ130℃で、タイマーを13分にセットして加熱していきます。しかし、この加熱時間は、ステーキ肉の厚さが1.5㎝、重さ400gを目安にした加熱時間です。

そのため、ステーキ肉の厚さや重さによって加熱時間を調整する必要があるので、5分を経過したくらいで、焼き具合を一度確認して調整します。なお加熱時間の13分は、片面の焼き時間ではなく、両面の焼き時間のため、注意が必要です。

また、紹介した加熱時間はミディアムの焼き時間のため、レアの場合は加熱時間を短く・ウェルダンの場合は長めにするなど好みに合わせての調節が可能です。

8分たったら裏返して5分加熱する

オーブンに入れて8分ほど経過して、牛肉にうっすら焼き目がついてきたら、裏返して5分加熱します。裏返した時の焼き上がりの目安としては、牛肉のまわりがうっすらと白くなる程度に加熱すると充分です。

今回はオーブンの温度が130℃で紹介しましたが、この温度で加熱していくことで、内部までじっくりと火を通した焼き上がりになります。好みによって外側だけ焼き目を付けて、内部に生っぽさを残したい場合は、設定温度を上げて加熱時間を短くすることでレアにすることも可能です。

焼きあがったらアルミホイルで包んで休ませる

オーブンdステーキが上手に焼き上がったら、すぐに盛り付けたいところですが、おいしく食べるためには、もうひと手間が必要です。

焼き上がったステーキ肉は、すぐにオーブンから取り出してから塩を振って馴染ませます。ステーキ肉に振りかける塩の量は、ステーキ肉の重さの0.8%が目安となり、人間が一番おいしいと感じる塩加減とされています。

ステーキ肉に塩が馴染んできたら、熱いうちにアルミホイルでしっかり包んで休ませます。アルミホイルで包んで休ませることで、肉の水分が落ち着いて肉汁を内部にしっかり閉じ込めることができ、ジューシーな仕上がりになります。

焼き加減の確認方法

アルミホイルで包んで休ませたら、盛り付けて完成ですが、自分好みの焼き加減に仕上がっているのか気になるところです。設定温度や加熱時間は目安のため、お肉によっては「思ったよりも火が通っていなかった」ということも起こります。

そのため、どれくらい内部まで火が通っているのか確認することができれば、失敗する可能性も下げることができます。ステーキの焼き加減を確認する方法がありますので、覚えておきましょう。

おいしいステーキは肉汁が出ない

おいしいステーキの基準として、硬くならず柔らかく焼き上げること必須です。お肉が柔らかいということは、お肉の肉汁が内部に閉じ込められている状態ということで、旨みがしっかりしています。そのため、ベストな焼き加減というのは、肉汁が中に閉じこもり流れていない状態です。

焼き加減の確認方法は2つあります。1つ目は、焼き上がったステーキ肉を指で押して、弾力を確かめることです。レアに近いほど弾力が少なく指が沈み、ウェルダンに近いほど弾力がしっかりしていて、指が沈みません。

また、ステーキ肉の重さの変化で焼き加減を確認することもできます。焼いた後の重量が焼く前の95~97%がミディアムレア、90%近くがウェルダンになり、重さが軽くなるほどしっかり焼けているということになります。

まとめ

いかがでしたか?オーブンを使うことでフライパンよりも簡単に、ステーキをおいしく焼くことができます。料理慣れしていない人でもポイントと手順さえ抑えておけば、自分好みのステーキに焼き上げることができますので、ぜひ紹介した方法でステーキをおいしく焼いてみてくださいね。

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