
酒粕を使わない ほっこり優しい甘さの玄米甘酒
こたつでぬくぬくしながら啜る甘酒・・・幸せなひとときですね。
でも、「お酒臭いのがちょっと苦手」という声も聞きます。
甘酒は酒粕からしか作れないの?
いえいえ^^ 今回は酒粕を使わない、優しくて誰でも飲める玄米甘酒のレシピをご紹介しますね。
材料(5〜6人分 出来上がり分量1kg)
乾燥玄米麹 500g
残りの玄米ご飯 450g
作り方
1.乾燥玄米麹を約40℃に温めたお湯(200cc)の中にいれて、30分~1時間おく。
2.残りの玄米ご飯をやわらかめのおかゆに炊く。
3.お湯でもどした玄米麹とおかゆを炊飯ジャーに入れて、手早く混ぜる。
4.炊飯ジャーの保温スイッチを入れて、フタを開けて6時間~8時間おく。(このとき布巾やまきすをかけておくとホコリが入らない)
5.時折、温度を確認する。55℃が適温ですが、温度がそれ以上になったら一旦保温スイッチを切りフタを閉めて、60℃以上にならないよう調節する。
6.クリーミーな甘酒の素に仕上げたいときには、出来上がった甘酒の素をミキサーにかけるか、裏ごしする。
美味しく作るコツ
<作り方2>で残りの玄米ご飯をやわらかめのおかゆに炊いたら、ご飯がどろどろになるまでハンドミキサーにかけ、それをお湯でもどした麹と合わせて炊飯器でじっくり発酵させてください。
甘酒が甘くならない原因は「食品の分解」が進んでいないためなので、その分解を人工的にハンドミキサーでしてしまうことにより、ビックリするほど甘い玄米甘酒が完成します。
また、玄米ごはんを白米ごはんに変えて同じ方法でつくると、もっと甘い甘酒ができますので是非チャレンジしてみてくださいね。
【ちょい足しで美味しく飲めるオススメのレシピ】
●ジンジャー甘酒
甘酒と同量の水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したらおろし生姜を入れる
●穀物コーヒーの甘酒ラテ
甘酒と同量の水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら穀物コーヒーを入れる
●抹茶甘酒ラテ
甘酒と同量の水を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら水で溶いた抹茶を入れる
●チャイ・ティーの甘酒ラテ
甘酒と同量の水で作ったチャイ・ティーを鍋に入れて火にかけ、温める
甘酒は冷たくしても美味しくいただけますが、冷たい飲み物は胃や腸にとても負担がかかりますので、なるべく温かくしてお召し上がりください。なにより甘酒は発酵食品なので、甘いもの好きで便秘にお悩みの方の救世主になりますよ。
上記の方法で甘酒をつくると1kgほどの甘酒が出来ますので、小分けにして使わない分は冷凍保存し、使う時に自然解凍してから使えるのもポイント。
玄米甘酒で腸がすっきりしますので、ぜひお試しくださいね。
レシピ/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
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ライタープロフィール
1963年東京生まれ、大田区在住。
武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ
*マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggieのレシピ本です。 詳しくは画像をクリック。
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