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知るコト 2016.01.18

順番待ちする脂質があります 糖質制限の本当のお話しその1

昨年ブームのように言われた糖質制限。
あれから様々な糖質制限に関するダイエット本が出版されたり、テレビでも医師や専門家が糖質の働きについて語っている姿を良く見かけるようになりました。糖質制限も賛否両論で、様々な意見が飛び交っています。

糖質制限もよく考えて使うこと・知識として知っておくことがとても重要です。

正常分子栄養学という考え方を知っていますか?

糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素のバランスが重要なのではなく、それらを代謝するために必要なビタミン、ミネラル、酵素、そして植物栄養物質などをどれだけ摂っているか?ということの方が大切になるという考え方。

そういった観点から見ても、明らかに日本人は糖質を摂り過ぎています。

実際にダイエットのご相談にいらした方のほとんどは糖質の摂り過ぎです。
糖質については少しじっくりお伝えしたいので、2回にわたってお伝えしたいと思います。

suger

摂り過ぎたら捨てられない“糖質”

まずは三大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)のそれぞれの働きについて理解する事から始めましょう。
三大栄養素=カロリー源ということは皆さんお分かりだと思います。

私達の身体がエネルギーとして使う順番は、
①糖質
②脂質
③たんぱく質

私達の身体は優先的に糖質をエネルギーとして使います。

糖質が無くなった場合、次に使われるのが脂質です。

たんぱく質まで使われるような状況になると身体は飢餓状態に陥る事になるので、通常私達人間は糖質と脂質をエネルギーとして使用しています。ダイエットをする上で減らしたいのは脂肪、しかし糖質を食べている限り糖質の次に順番待ちをしている脂質は中々使われずに身体の中でずっと待機している事になります。

そうなってしまうと脂質は中々減りません。
更に私達の身体は、糖質を摂取して約4時間は脂質をエネルギーとして使えないということがわかっています。

ということは、
朝8時に菓子パンを食べればその後、“4時間”は脂肪が燃えない。
12時にラーメンを食べればその後“4時間”は脂肪が燃えない。
4時間経過する前の15時頃に小腹が空いてチョコレートを食べればさらにその後“4時間”は脂肪が燃えない。
4時間後の19時頃に夕飯で白米やパスタを食べれば、その後“4時間”は脂肪が燃えない。

特に運動をする訳でもなく3食糖質を摂る食事を続けていれば、常に糖質をエネルギーとして使うしか無く、中々脂肪が減らない…という状況が起こります。

1日中デスクワークで特に身体を動かす事が無いまま3食まともに食べ続けていると、摂り過ぎた糖質(エネルギーとして使われなかった糖質)は中性脂肪として体内に蓄えられ次の出番を待つ事になる訳です。

それに比べ、脂質はエネルギーとしても使う事が出来ますが、それよりも私達の身体を構成する
“細胞” や“ホルモン”を作る材料となります。
脂質は摂り過ぎたら体外に出す事が出来ますが、糖質は摂り過ぎたら脂肪として蓄えられるため捨てる事は出来ないのです。

ダイエットに糖質制限が有効な理由の1つは、糖質が存在する限り脂質をエネルギーとして使えないという私達の身体のシステム事情がある訳ですね。

次回は糖質制限で中心となる白米についてお話しをいたします。

記事提供

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ライタープロフィール

一般社団法人 健康指導師会 副理事長 橋谷圭伊子

hashiya
3歳の頃、父が34歳という若さでクモ膜下出血により他界したことにより、物心ついた頃から身体を創る「食」について関心を持ち始める。2006年より細胞レベルの最先端栄養学である「正常分子栄養学」を本格的に学び始め、その後代替医療専門クリニックにて栄養管理を担当。多くの患者さんをサポートして行く中で、健康で幸せな人生を全うするためにも栄養の知識を広く伝えていきたいと考え、セミナーやコラムに取り組む。
現在は、細胞レベルで体内環境を整えるための食事と栄養のアドバイスや「3ヵ月で2度と太らない体を創る」ダイエットコンサルティング等、栄養指導やセミナーなどを行いながら、健康づくりに貢献したいという方のために、健康指導師会で副理事長として健康指導師の育成に力を注いでいる。
一般社団法人 健康指導師会 HP( http://k-shidoushi.com / )

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