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知るコト 2021.12.10

クリーニング師が教えるお洗濯 実践編①:あなたにあった洗剤の選び方

家庭のお洗濯に悩みはつきもの。
洗濯物のにおいや、汚れ落ち、洗剤や柔軟剤選び・・・
でも、洗濯の基礎を理解していれば、そんなお悩みも解消するかもしれません。

この記事は、天然洗剤と水洗いにこだわった、肌にも環境にもやさしい宅配クリーニングone more(ワンモア)とケノコトとのコラボ企画による連載です。
何万着という服にむきあってきたクリーニングのプロが、「洗濯の基礎」についてお伝えします!

 

「基礎編」では、3回にわたって、洗濯の汚れ落ちの仕組みや、洗剤、柔軟剤の役割、「すすぎ」についてお伝えしてきました。

 

クリーニング師が教えるお洗濯の基礎①:汚れを落とすのは洗剤ではない? 洗濯に最も大切な〇〇の話

クリーニング師が教えるお洗濯の基礎②:洗剤って何のために入れるの?

クリーニング師が教えるお洗濯の基礎③:お洗濯の〆、すすぎと柔軟剤の話

 

今回は、前回までの基礎編に続き、実践編「洗剤の選び方」についてお伝えします。

 

市販の洗剤を大きく分けると5つ

お洗濯に関する悩みが増えてきたことにより、それに応えるように年々洗剤の種類も増えてきています。
無数にあるように思える洗剤ですが、大きくアルカリ性と中性の2つに分類できます。さらに、アルカリ性で2つ、中性で3つに分けることができます。

それぞれの特徴は次の通りです。

出所:宅配クリーニングone more公式note

https://note.com/onemore_cleaning/n/nf8e46be01758

 

アルカリ性

①アルカリ性合成洗剤
汚れに対する力が強く、洗浄力が最も高い。しかし、残留すると体に影響を与える可能性がある。

 

②純石鹸
汚れに対する力も強く、残留しても体への影響が少ない。

中性

①中性合成洗剤
アルカリ性の洗剤よりも汚れ落ちは弱いが、残留してもアルカリ性合成洗剤よりも影響が少ない成分が使われている。

 

②石鹸入り合成洗剤
石鹸を意識して開発された洗剤。従来の中性洗剤よりも汚れ落ちがよく、柔らかく洗い上げることができる。衣類に残留した場合の身体への影響度も、中性合成洗剤と同じ程度。弱アルカリ性の物もある。

 

③おしゃれ着用洗剤
柔軟剤が入っている中性洗剤。汚れ落ちは強くないが、繊維へのダメージが少ないので、衣類が縮まないように洗いあげることができるので、ウール・カシミヤ等の洗浄に向いている。

 

基礎編でお話ししたように、アルカリ性が強いほど汚れが落ちがよく、洗浄力が高くなります。中性になると汚れを落とす力は落ちますが、洗剤の残留した場合の影響を少なくすることができます。

そのため、節水ブームですすぎ1回が浸透してきたことで、洗い残っても体への心配がない中性の洗剤が増えてきたと言えます。

このように、汚れ落ちと残留した際の体への影響のバランスをとるように、さまざまな合成洗剤が開発されてきました。

しかし、その両方を満たしているのが石鹸なんです。ではなぜ石鹸よりも合成洗剤のほうがよく使われるのでしょうか?

その理由は、石鹸の使いづらさにあります。

 

石鹸が使いづらい理由

石鹸は汚れも落とせて、残留しても体にやさしい洗剤です。しかし、本当に石鹸が洗濯洗剤としてパーフェクトならば、合成洗剤なんてなくても、石鹸ですべて解決すると思いませんか?

合成洗剤が作られた理由は、洗濯に石鹸が使いづらいからなんです。石鹸が洗濯に使いづらい理由として次の3つがあります。

①酸性に弱い

石鹸は油をアルカリ化して作っているので、酸に触れると油に戻ってしまいます。これが、洗濯機に白い石鹸カスとして残ります。石鹸カスは油分なので、カビが生えやすくなります。このように、石鹸で洗っていると、洗濯機がカビやすくなるデメリットがあります。

 

②石鹸は水中の鉱物に弱い

洗剤は泡立つことで汚れをおとしますが、洗濯の際、水中に含まれる鉱物のせいで、泡立ちが悪くなります。温泉で体を洗うときに石鹸が泡立ちにくい経験をしたことはありませんか?あれは、温泉に含まれるマグネシウムなどの鉱物と石鹸がくっついて、泡立ちにくくなっているからなんです。

本来水中で汚れとくっついて汚れを落とすはずが、石鹼は金属の方が好きなので、金属とくっついて泡が立たなくなってしまいます。水が水道を通るときに水道管の金属を含むので、洗濯に使う一般家庭の水も、鉱物を含んでいます。

 

③温度が低いとあまり働かない

基本的に家庭で洗濯するときは、冷水を使うことが多いのではないでしょうか?お風呂のお湯で洗濯している人もいると思いますが、比率としては少ないと思います。石鹸は水の温度が低いと、本来の力を発揮することができません。

そのため、石鹸を使って洗濯する場合は、お風呂の残り湯やぬるま湯程度の温度で使用する方が、しっかり働くんです。

このように石鹸には、「酸でダメ、金属でダメ、温度でダメ」という使いづらさがあります。その結果として、「石鹸は今の家庭の洗濯に向いていない」と考えられ、合成洗剤が開発されました。

 

合成洗剤は汚れを落とす力は強いが・・・

石鹸は、酸性・鉱物・温度という洗濯時の弱点がありました。その石鹸の弱点を補う形で作られた合成洗剤は、低温でも、金属などの鉱物が多少含まれていても、酸性のよごれがあっても大丈夫で、「あらゆる状況でも働きます」というコンセプトで作られています。

しかし、合成洗剤の働きの強さは、社会問題にもなりました。今はなくなりましたが、昔は家庭の洗濯排水を川に流していたのですが、合成洗剤は流された川の中でも働くほど強力でした。ちょっと怖いですよね。合成洗剤が衣類に残っていたら、人の肌でも汚れを落とそうとしてしまいます。きちんとすすいで落としておかないと肌への影響は少なからずあると言えます。

問題が表面化してからは、環境問題も配慮し、少しずつ改良されてきています。もちろん今は河川に排水することはなくなりました。

界面活性剤の成分の改良も進んでいて、汚れ落ちもよくなっているし、衣類離れも良くなっています。でも、すすぎ1回が浸透し、1回の洗濯に使う水量が少なくなったせいで、結局汚れ落ちは悪くなっています。

本来純石鹸で洗濯は完成していたものの、現代の洗濯機に合わせて様々な添加物をいれた合成洗剤が開発されるようになりました。

 

一番おすすめの組み合わせは、、、

結局どの洗濯洗剤が一番おすすめなんでしょうか?

クリーニング師の私がおすすめするのは、「石鹸と重曹」です。なぜなら、その組み合わせが一番汚れ落ちがよく、体に優しいからです。

 

 

「石鹸は使いづらいと紹介したばかりじゃないか」と思われたかもしれません。しかし、重曹を一緒に使用することで石鹸の使いづらい理由を解決することができます。重曹を入れると、カビの原因になる石鹼カスを減らすことができ、重曹のアルカリ性が加わり石鹸の働きをさらによくすることができます。

非常にシンプルですが、日常の洗濯では石鹸と重曹で洗うことが、汚れ落ちが良い上、体への影響も心配ないため、最もおすすめです。

one moreの石けんでは、冷水でも働きやすいように改良してあるので、よかったら一度お試し下さいね!(手前みそですみません!)

 

▼暮らしのお洗濯スタートセット

https://onemoreclean.official.ec/items/47016099

 

まとめ

今回の記事では、現在市販されている洗剤を5種類に分けて、それぞれの特徴をお伝えし、その中でも「石鹸と重曹がおすすめ」と紹介しました。ですが、各家庭で使い慣れた洗濯洗剤があると思いますので、すぐに変更することも難しいかもしれませんね。

洗濯のお悩みを解決すべく、各メーカーで除菌や香りなど特徴がある商品を次々開発しています。しかし、種類が多く存在する合成洗剤は、詳しい人でなければ、成分表を見ても、自分の目的に合っているのか、安全性は問題ないか、分からないことが多いです。だからこそ、市販の洗濯洗剤を選ぶならば、汚れ落ちの強さと安全性が伴っている石鹸と重曹が一番おすすめなのです。

ここまで、お読み下さってありがとうございます。次回は実践編②として、「シミが着いた時の対処方法」について書きたいと思います。ぜひお洗濯の参考にされてください。

 

ケノコトを読んでいる皆様限定プレゼントキャンペーンのお知らせ

 

最後に、one moreとケノコトのコラボによるプレゼントキャンペーンのお知らせです。one moreオンラインショップで使える500円オフクーポンを全員にプレゼントします!

 

洗った服ふわふわになる、天然由来の成分でつくったオリジナル洗濯石鹸や、肌も洗える成分でつくった柔軟剤などが購入できます。

 

また、お家で洗いづらいダウンやコート、「もう落ちないかも・・・」とあきらめていたお洋服などは、ぜひ一度クリーニングをご相談してみてください。

 

ご購入の際、クーポンコード「kenokoto」を入力いただくと、500円オフにて購入いただけます。

 

▼one moreオンラインショップ

https://onemoreclean.official.ec/

 

宅配クリーニングone more(ワンモア)について

one moreは、青森県弘前市のクリーニング屋さんが開発した、人の肌にも環境にも優しい水洗いクリーニングです。地元の弘前市では服がふわふわになる仕上がりと、新品のような汚れ落ちの実績が評判となり、5,000着の実績を重ねています。このクリーニングを全国の方に利用していただくため、オンライン注文と宅配による遠隔のクリーニングサービスを開始しました。

 

一着一着丁寧に向き合い、大事にクリーニングするので、「服がよみがえったみたい」な仕上がりになります。

 

one moreのクリーニングのこだわりは、ウェブサイトからぜひ覗いてみてください。

 

▼宅配クリーニングone more(ワンモア)公式ウェブサイト

6着なんでも好きな服をクリーニングできる初回限定のパッケージや、one moreのオリジナル洗剤がオンラインショップで購入できます。

 

▼one moreオンラインショップ

https://onemoreclean.official.ec/

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