
繰り返し作りたいシンプルなご馳走『骨付き鶏肉とじゃがいものオーブン焼き』
目次
私の故郷では、どの家にも敷地に畑がありました。必要な野菜があれば畑から収穫して台所へ。そんな、ある意味贅沢な暮らしが日常でした。
野菜や魚などの食材は、焼いたり蒸したりして塩だけをつけても十分美味しく、〝素材の持つ味わいを感じられるお料理〟は身体も心も喜ぶものだと知りました。
今回ご紹介するのは、焼く、という作業で素材の力を引き出すとてもシンプルなお料理。使う調味料は塩だけ。ですが、それぞれの食材の相乗効果でぐんと旨味が増し、きっと心安らぐ美味しさに。ここにパンとチーズがあればそれだけでもうご馳走です。
シンプルだからこそ出会える優しい美味しさで、寒い季節は、心も身体も温めて下さい。
『骨付き鶏肉とじゃがいものオーブン焼き』材料(4人分)
骨付き鶏肉(大きければ半分に切る)
約700g
好みのじゃがいも
500g
にんにく
2玉
ローズマリー・タイム
各2枝
ローリエ
1枚
オリーブ油・塩・こしょう
適量
使う道具:オーブンで使えるフライパンか厚手の鍋、もしくは耐熱皿
『骨付き鶏肉とじゃがいものオーブン焼き』作り方
<下準備>
・鶏肉の表面に強めに塩・こしょうを振る。
・じゃがいもの芽を取り、1個(50g)を4等分に切る。さっと水にさらしザルに上げる。
・にんにくは皮ごと横半分に切る。
1.フライパン(もしくは厚手の鍋)を強火で熱し、オリーブ油少々を加えて鶏肉を皮目から焼く。両面に焼き色を付けて取り出す。
2.1.で空いたフライパンに、オリーブ油(大さじ2)と、にんにくを入れ、弱火で香りが立つまで1分程熱する。そこへじゃがいもを入れて中火で3分程炒めて全体に油を馴染ませる。
3.2.のフライパンの上に鶏肉とハーブ類(ローズマリー、タイム、ローリエ)を乗せて200度のオーブンで約30~40分焼く。(焼き色が足りなければさらに5分程様子を見ながら焼く。)
『骨付き鶏肉とじゃがいものオーブン焼き』を美味しく作るポイント
・オーブンに使えるフライパンやスキレット、鍋が無い場合は工程2を耐熱皿にオリーブ油ごと移し、鶏肉とハーブを乗せてオーブンへ。
・鶏肉を焼いた後のフライパンには旨味があるので拭き取らずに、次の工程に進んでくださいね。
・好みで、じゃがいもの皮をむいても構いません。
【調理時間】15分(焼き時間除く)
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。
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