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知るコト 2021.12.18

クリーニング師が教えるお洗濯 実践編②:シミが着いた時の対処法は?乾かしやすい干し方は?

家庭のお洗濯に悩みはつきもの。
洗濯物のにおいや、汚れ落ち、洗剤や柔軟剤選び・・・
でも、洗濯の基礎を理解していれば、そんなお悩みも解消するかもしれません。

この記事は、天然洗剤と水洗いにこだわった、肌にも環境にもやさしい宅配クリーニングone more(ワンモア)とケノコトとのコラボ企画による連載です。
何万着という服にむきあってきたクリーニングのプロが、「洗濯の基礎」についてお伝えします!

 

「基礎編」では、3回にわたって、洗濯の汚れ落ちの仕組みや、洗剤、柔軟剤の役割、「すすぎ」についてお伝えしてきました。

 

クリーニング師が教えるお洗濯の基礎①:汚れを落とすのは洗剤ではない? 洗濯に最も大切な〇〇の話

クリーニング師が教えるお洗濯の基礎②:洗剤って何のために入れるの?

クリーニング師が教えるお洗濯の基礎③:お洗濯の〆、すすぎと柔軟剤の話

 

そして実践編①では、あまりにもたくさんの種類が展開される洗剤の中から、自分にあった洗剤を選ぶ見方についてお伝えしました。

クリーニング師が教えるお洗濯 実践編①:あなたにあった洗剤の選び方

 

最終回の今回は、「シミがついたときの対処法」や、「部屋干しでもしっかり服が乾く干し方」についてお伝えします。

 

シミが着いた時の応急処置 こするのはNG!

 

 

みなさんは衣類にシミが着いたときには、どういう応急処置をされていますか?

 

シミを落とそうとして、あわてて布やティッシュでこすってしまう方がいますが、こする行為はNGです。なぜなら、こする事で余計にシミが広がってしまうだけでなく、汚れが繊維の奥まで入ってしまい、取れにくくなってしまうからです。

 

だからといって、そのまま洗ってしまうのもNGです。綺麗に落ちればいいのですが、落ちなかった場合、汚れが水とともに繊維の奥まで浸透し、かなり落ちにくくなってしまいます。一度洗って落ちなかった場合、もう家庭で落とすことは難しくなってしまいます。

 

では、どんな応急処置が正解なのでしょうか?

 

正解は、汚れを押し出すか吸いだすことです。

 

その理由は、基礎編の記事で紹介したお洗濯は「汚れのお引越し」だとお伝えしましたが、それと同じことです。つまり、シミ抜きも、ティッシュや別の布に汚れを移すことで落とすことができます。

 

応急処置のやり方

別の布(ない場合はティッシュでも可)を水で濡らし、可能であれば少し洗剤をつけます。

 

シミがついた部分の生地1枚の下に別の布(ない場合はティッシュでも可)を敷いて、水と洗剤をしみ込ませた布をシミの上からトントンとゆっくりたたきます。

しみ込ませた水と洗剤が、下敷きの布へシミを押し出していくようなイメージです。シミが取れたら今度は、洗剤をつけず水だけを布にしみ込ませて同じことをやれば完了です!大抵のシミは、着いた瞬間であればこの方法で落とすことができます。

この生地の下に布を敷いて上から叩くという方法は、しみ抜きの基本スタイルとなりますので、ぜひ覚えておいてください。

 

カーペット等、押し出すことができない物の応急処置法

 

先述した応急処置方法では、衣類など薄手の物ならば通用します。しかし、カーペット等の厚手のものになると、なかなか押し出すことが難しいですよね。

 

その場合は、乾いた布で汚れを吸い取ります。乾いた布を丸めて、汚れが着いた部分を上からゆっくり叩き、布に汚れが移るのを確認しましょう。

 

汚れは乾くと取れにくくなるので、乾いて来たら、今度は水を含ませた布で同じようにたたき、カーペットを濡らしてからまた乾いた布を使い同じ事を繰り返します。

 

つまり、吸いだす→乾いてきたら水で濡らす→また吸いだすを繰り返すことで、汚れの成分を吸い取ることができ、シミの被害を抑えることができます。

 

時間がたったシミの落とし方

汚れが着いてから時間が経過するほど、酸化して落ちにくいシミとなってしまいます。汚れを落とすためには、汚れが服に着いたばかりのタイミングが一番のチャンスです。服に着いてすぐに応急処置をすれば、シミにならずにすませることもできます。

 

しかし、応急処置ができずに時間が経ってしまったシミは、残念ながら一筋縄では落とすことができません。シミの種類にあった方法で、落とすことを考えていきましょう。ここでは、シミの種類に応じたシミの落とし方を紹介します。

 

①襟の黄ばみ(水溶性の汚れ)の落とし方

 

多くの汚れは完全に水溶性という物は少なく、若干の油分や色素がシミとなって着いていますので、まずそちらから除去することが大切です。油分は酸化していることが多いため、アルカリ洗剤を使うか、重曹+石けんを1対1で混ぜてペーストにした「重曹ペースト」がおすすめです。

 

これを歯ブラシにつけて、シミに直接つけて上からとんとんと叩いて浸透させた後にすすぎましょう。また、ワイン等色素が強い物は、過炭酸ナトリウムをシミにつけて、40度のお湯に浸ける「漂白」が必要です。

 

②エビチリなど油分が多い汚れの落とし方

プロのクリーニング屋さんでも、一番落としにくい汚れと言われている汚れがエビチリです。なぜなら、エビチリには大量の油分と、チリソースの色素が混ざっているからです。

 

油分が多いシミは、いきなり水+洗剤につけると落ちにくくなってしまいますので、まずは油分を取り除きましょう。クレンジング剤をつけた布で上から叩くと、油分だけを取り除くことができます。

 

家にクレンジング剤がない!という方は、食器用洗剤など油分を取り除く力が強い物で代用しましょう。油分を取り除いた後のシミは、水溶性の汚れと同じ対処をすることで、取り除くことができます。

 

つまり、油分が多い汚れはまず油から除去する必要があり、いきなり水洗いをすることは厳禁です。

 

③泥汚れ(不溶性のシミ)の落とし方

 

 

泥は不溶性のシミなので、繊維の奥まで浸透しにくく、適切に対処すれば比較的簡単に落とすことができます。

 

まずは、乾かしてから落とすことが基本です。いきなり石けんと水でこする方がいらっしゃいますが、泥が繊維の奥まで浸透してしまうため落ちきれなかった場合、落とすことが難しくなります。

 

泥は乾かすと、生地の表面にこびりついているのが分かりやすくなります。それを歯ブラシ等で丁寧に落とすと、水や洗剤を使わずともある程度泥をとることができます。

 

ある程度ブラシで落したら、軽くすすいで、石けん(または洗剤)を着けて上からブラシでとんとんと叩きましょう。少し揉むようにゆっくり動かすとより落すことができます。その後、すすいで残っていたらまた石けんで叩いてを繰り返します。

 

乾かしやすい干し方、サーキュレーターの使い方

 

洗濯物を上手に早く乾かすには、洗濯物同士が密着していると乾きにくくなるので、まずは間隔を開けて干すことが大前提です。空ける間隔の目安としては、握りこぶし1個分くらいを意識してください。

 

次に、サーキュレーターを使って早く乾かそうとする場合には、服の下の部分に当ててください。基本的に布が干してあると、水が下の方に下がっていきます。だから、下の部分にサーキュレーターを当てて、そこから蒸発させてあげることが重要です。

 

上の部分にサーキュレーターを当ててしまうと、水分が下に落ちて上だけ乾いて下は乾いていないという、バランスの悪い乾き方になってしまいます。だからこそ、下の部分にサーキュレーターを当てて、乾かしていく方法がおすすめです。

 

しかし、お風呂場などの乾燥機能は上に付いていますよね?

 

お風呂場では下が乾きにくいので、乾燥機能とサーキュレーターの両方を使って上げると、乾燥させるスピードを早くすることができます。

 

まとめ

 

衣類にシミが着いた場合には、シミが着いてから素早く正しい応急処置を施すことで、キレイに落とすことが可能です。

 

今回の記事では、汚れの種類に応じた落とし方について紹介しました。時間が経過しても落とせないわけではありませんが、できるだけ素早く応急処置をするようにしましょう。

 

ここまで、お読み下さってありがとうございます。全5回に分けて、洗濯の基礎からは洗剤の選び方、汚れを落とすための方法について紹介しました。ぜひ、普段の洗濯時に応用していただき、いつもより上手に洗濯ができたと感じていただければ幸いです。

 

ケノコトを読んでいる皆様限定プレゼントキャンペーンのお知らせ

 

最後に、one moreとケノコトのコラボによるプレゼントキャンペーンのお知らせです。one moreオンラインショップで使える500円オフクーポンを全員にプレゼントします!

 

洗った服ふわふわになる、天然由来の成分でつくったオリジナル洗濯石鹸や、肌も洗える成分でつくった柔軟剤などが購入できます。

 

また、お家で洗いづらいダウンやコート、「もう落ちないかも・・・」とあきらめていたお洋服などは、ぜひ一度クリーニングをご相談してみてください。

 

ご購入の際、クーポンコード「kenokoto」を入力いただくと、500円オフにて購入いただけます。

 

▼one moreオンラインショップ

https://onemoreclean.official.ec/

 

宅配クリーニングone more(ワンモア)について

one moreは、青森県弘前市のクリーニング屋さんが開発した、人の肌にも環境にも優しい水洗いクリーニングです。地元の弘前市では服がふわふわになる仕上がりと、新品のような汚れ落ちの実績が評判となり、5,000着の実績を重ねています。このクリーニングを全国の方に利用していただくため、オンライン注文と宅配による遠隔のクリーニングサービスを開始しました。

 

一着一着丁寧に向き合い、大事にクリーニングするので、「服がよみがえったみたい」な仕上がりになります。

 

one moreのクリーニングのこだわりは、ウェブサイトからぜひ覗いてみてください。

 

▼宅配クリーニングone more(ワンモア)公式ウェブサイト

6着なんでも好きな服をクリーニングできる初回限定のパッケージや、one moreのオリジナル洗剤がオンラインショップで購入できます。

 

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