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まめ知識 2016.01.08

年末年始、飲み過ぎた方へ・・・お酒をおいしく楽しむために、知っておく身体への影響のコト

忘年会に新年会・・・年末からまだまだ続く宴。一杯だけのつもりがついつい飲みすぎて翌朝後悔してしまう・・・そんな経験はありませんか?
お酒の飲みすぎは二日酔いになるだけでなく、身体に非常に大きなダメージを与え、病気のリスクをうんと高めてしまうのです。

「お酒は適量ならば健康に良い」とよく言われていますが、お酒の有害性をしっかりと把握し、ちゃんとした飲み方が大事になります。

アルコールによる依存症や肝臓への影響はよく知られていますが、実は適量を超える飲酒を続けると、それにとどまらず多くの弊害があることが指摘されています。飲酒のリスクを知って、お酒と正しくつきあっていきましょう。

飲み過ぎによって引き起こされる病気

1.認知症・脳の委縮

人格の変化や知的能力の低下、認知症などがアルコールによって引き起こされます。
脳の萎縮というと高齢者をイメージしがちですが、未成年から飲酒をしている人であれば20代でも脳の委縮が現れます。
脳の萎縮は人格を司っている前頭葉に目立ち、性格が変わってきます。例えば、次のような性格は飲酒による影響も強いとされています。

●頑固で誤りを認めようとしない
●白黒はっきりしている
●惚れ込みやすい

2.肥満

アルコールは実はカロリーが高く、個人差はありますが食欲増進の作用もあるとされています。
また、高カロリーなおつまみだけでなく、ビールやカクテルそのものに含まれる糖質が肥満の原因になります。

3.がん

アルコールには発がん性があり、アルコールの通り道や消化・吸収に関わる臓器は特にがんができるリスクが高くなります。
女性では「乳がん」との関係が疑われており、他にも多くのがんのリスクを上げてしまうことに。

4.糖尿病

大量の飲酒によってすい臓から分泌されるインスリンが減ると、糖尿病にかかり易くなります。また、飲酒などによって肥満になるとインスリンの効きが悪くなるため、更に糖尿病になるリスクが上がると言われています。

5.肝障害・肝硬変

アルコールの解毒・代謝を担う肝臓は、飲酒によって最も障害を受けやすい臓器のひとつ。
飲酒量が多いほどその影響は大きく、「脂肪肝→アルコール性肝炎→肝硬変・肝癌」という流れで悪化していきます。しかし肝臓は“沈黙の臓器”と言われ、かなり悪化しないと症状が出ないので、定期的な検査が必要です。

6.高血圧

高血圧は、アルコール、食塩、肥満、運動不足、喫煙、ストレスなどが主な原因とされています。
アルコールを飲む量が増えると血圧が上がり、飲む量を控えれば血圧は下がることが明らかになっています。
また、お酒を飲む際のおつまみに塩分の濃いものを一緒に摂ることでも、血圧上昇につながります。

7.脳卒中・心筋梗塞

アルコールが代謝される過程で血中の中性脂肪が増えることによって、脳梗塞や心筋梗塞が起きるリスクが増大します。さらに、高血圧を伴う場合に脳出血などの恐れが高まります。

8.胎児性アルコール症候群

胎児性アルコール症候群とは、妊婦さんの飲酒により胎児に知的障害、発達障害、顔面の奇形などの影響が出ることを言います。
予防は「妊娠したら飲酒をすぐにやめること」が唯一の方法です。

9.膵炎(すいえん)

膵臓は食べ物を消化する酵素やインスリンなどを分泌する臓器で、大量に飲酒をすると炎症が起きやすくなります。
「急性炎症」は命に関わる病気で、また「慢性炎症」は治ることがないので一生つき合わなければならない病気です。患者さんの約3分の2がお酒によるものと考えられています。

この他にも・・・

うつ病、睡眠障害、痛風など、非常に多くの病気を引き起こすことから、過剰なアルコール摂取がいかに健康に害があるのかお分かり頂けたと思います。

では、アルコールの適量とは?
ここで疑問になるのは、適量とはどのくらいなのか?ということですよね。アルコールの適量は次のように規定されていますので、参考にしてみましょう。

男性:純アルコール20g
女性:純アルコール10g
妊娠している女性:飲むべきではない

今回ご紹介した病気の大半は命に関わるもの、またはそのベースになる病気です。
“適量”を超えないように、いつまでも元気に楽しくお酒を飲むためにも、日頃から少しの節酒を心がけることが大切です。

文/Dr.Note

参考記事:意外と知らない?大量の飲酒の9つの弊害と適量のアルコールについて

ライタープロフィール

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