
のどが痛いと感じたら。まるごと使いたくなる『金柑』がもつ秘密ゴト
目次
朝晩の冷え込みから、体調を崩しやすくなっている季節。
風邪の諸症状といえるのが咳や喉の痛みですよね。
金柑は昔から喉に良いとされていて、ご存知の通りのど飴にもよく使われています。地方に行くと、庭に金柑の木が植えられていることもしばしば。
金柑の「皮」に栄養がたっぷりなので、まるごと食べたいですね。
金柑の栄養
1.ビタミンC
金柑100g中にビタミンCは49mgも含まれており、レモンと同程度だといわれています。肌荒れや、疲労回復、風邪予防に効果的です。
2.ヘスペリジン
ポリフェノールの一種のヘスペリジン(ビタミンP)は、ビタミンCの吸収を良くしてくれます。また、毛細血管を強化して肌の新陳代謝を促したり、動脈硬化・高血圧予防にも有効と言われています。また冷え性の改善にも効果的です。
3.ビタミンE
紫外線を浴びて発生した活性酸素を除去してくれます。血行を良くして、皮膚の新陳代謝を高めてくれます。
4.食物繊維
腸内環境を整えてくれ便通改善に役立ちます。
5.βカロテン
抗酸化作用によるアンチエイジング効果があり、肌や髪、爪の健康維持に役立ちます。
金柑の食べ方
金柑は他の柑橘類と違って皮ごと食べることができ、皮にその栄養の効果が多く含まれているので、生で食べたいものです。しかし皮には少し苦味があるので、それが苦手という人は砂糖で煮た「甘露煮」で食べるのがおすすめです。
『金柑の甘露煮』
材料
・金柑・・・適量
・砂糖・・・金柑の半量
・水
作り方
1.金柑を水洗いし、へたを爪楊枝で取る。
2.煮ているときに割れないように(味もしみ込むように)十字に切り込みを入れる。
3.かぶるくらいの水を入れ、一度煮立ててアク抜きする。
4.もう一度かぶるくらいの水を入れ、砂糖と一緒に煮る。
5.1時間程度弱火でことこと煮る。(蓋を開けない)
6.煮汁がつやがでてきらら火を止める。
※保存容器に入れて2週間くらい日持ちします。
おすすめの食べ方
◎お湯割りに
◎すりおろした生姜を入れて
◎紅茶で割って金柑ティーに
喉が痛いな、咳が出るな、と感じたときには
まずは自然のものを取り入れて心もリラックスできると、治りもよくなるかもしれませんね。
記事・レシピ/管理栄養士 片山けいこ
食のマーケティング会社で開発・管理運営など多岐にわたり経験。
保育園栄養士、行政の母子保健での講師を経て、現在はフリーランスとして、サイトへのレシピ・コラムの執筆、ケータリングやプチギフトの制作、料理教室、ワークショップなどフードコーディネーターとして活動中。
肩ひじ張らない あたたかみのある自然体な食ライフスタイルを提案している。
現在2歳と0歳の母。
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