
一年でもっとも寒い「大寒」に食べたいあの食材とは?!
目次
大寒とは、「一年で一番寒さが厳しくなる頃」という意味。 大地には雪が積もり凍るような寒波が襲ってくる時期ですが、冬山には春の訪れを感じさせる「蕗(ふき)の花」がひっそりと咲き始め、自然界は春に向けてゆっくりと動き出していきます。
大寒の秘められたパワー
昔から「大寒の朝に汲んだ水は1年間傷まない」と言われていて、この日に天然の湧水をくんで飲むと「金運と健康運がアップする」という開運法がありますので、お近くに天然の湧水が流れている方は是非、お水を取りに行ってみてくださいね。
また、一年のうちで一番エネルギーの高いお水ということから、この大寒のお水を使って味噌を仕込むと、美味しい味噌が出来上がるといわれています。
寒い時期に縁起のよい食べ物は、卵(たまご)
昔は寒い冬の時期に取れる卵はとても貴重だったので、 寒の入りの1月6日頃から大寒がまでに生まれた鶏の卵は大変縁起がよい食べ物として、中国では珍重されていたそうです。
また日本でも大寒に卵を食べると、病気にかかりにく丈夫な体になる、金運もアップしてお金に困らなくなると信じられてきました。
大寒の頃に産まれる卵が滋養に富んでいる理由は、寒さのため鶏が水を飲む量を減らすため、
いつもより濃い栄養分が卵に入り、「濃厚でおいしい卵の味」になるから。
卵は身体を引き締める陽性の力が強いのでストレスフルな生活をしている現代人には不向きと、普段は敬遠している方も多いと思いますが、一年間で一番寒この時期は身体を温める効果と金運アップをかねて、卵料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
オーガニック料理ソムリエが教える 卵の選び方
有精卵の上質な卵を選ぶと良いでしょう。
有精卵と無精卵の違いはご存知の通り、温めるとひよこが孵るかどうか、つまり生きているかどうかです。 オーガニック・マクロビオティックでは食べ物の価値をカロリーや栄養素ではなく、その食べ物にどれくらい高い生命エネルギーがあるかで判断しますので、無精卵では心や体を元気にしてはくれません。
上質な有精卵には身体を内側から温めてくれる陽性の強い力がありますので、寒さが厳しくなるこの時期に食べれば、元気が身体の中からみなぎってきます。
「卵」と「玉子」って?
最後にちょっと漢字についての豆知識。「卵」も「玉子」も、「たまご」と読むため、混同して使ってしまいますが、「卵」は調理前の「たまご」、「玉子」は調理後のものを言います。
レシピ/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
1963年東京生まれ、大田区在住。
武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ
*マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggieのレシピ本です。 詳しくは画像をクリック。
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